「すべての子どもが大人になれますように」 『グッド・ドクター』で繋がれた命と山崎賢人の想い

『グッド・ドクター』最終回で繋がれた命

 湊の協力を得て両親が開いた美咲の誕生日会には、大勢の医師と看護師たちが集まった。景子が美咲への手紙を読み上げ、「どうしても、このまま美咲とバイバイしたくなくて分けてあげることに決めました」と臓器提供すること決めていた。景子は最後に「パパとママの子どもに生まれてきてくれて、本当にありがとう」と、夫の浩一郎(近藤公園)とともに美咲の頭を撫で、涙をこぼした。

 数日後、美咲の両親の元に、誕生日会で美咲へ送った手紙の返事が届く。臓器提供を受けた伊代からの手紙には、「小児外科医になりたいと思っています」という夢が綴られ、「お子さまがつないでくれた命をずっと大切にしながら私も誰かの命を救える人になります」とメッセージが寄せられていた。

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 本作を担当する藤野良太プロデューサーは公式Twitterにて、「小さな命を救うために、日々奮闘している全ての小児外科医がグッドドクター」と最後に言葉を残している。本作にも登場していた夏美や高山(藤木直人)をはじめとする医師たちはみな、湊と同じように「すべての子どもが大人になれますように」という強い思いを持って患者に寄り添い、湊の素直で優しい言葉の数々は、視聴者の間で反響を呼んだ。シリアスで悲しみが深く描かれる医療ドラマが多い中、本作がこの先も、“優しい医療ドラマ”として語り継がれ、医療の現場において光をさす作品として残っていくことを願う。

(文=大和田茉椰)

※山崎賢人の「崎」は「たつさき」が正式表記

■放送情報
『グッド・ドクター』
出演:山崎賢人、上野樹里、藤木直人、戸次重幸、中村ゆり、浜野謙太、板尾創路、柄本明ほか
原作:『グッド・ドクター』(c)KBS(脚本:パク・ジェボム)
脚本:徳永友一、大北はるか
プロデュース: 藤野良太、金城綾香
協力プロデュース:西坂瑞城
演出: 金井紘、相沢秀幸
制作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/gooddoctor/

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