北村一輝、激昂から号泣まで 『シグナル 長期未解決事件捜査班』で見せる感情の振れ幅
特に第4話では2人の会話が長く続き、双方のキャラクターのイメージが異なることが顕著となった。健人は頭を使い、よく聞き、周りを見て考えを構築する。大山は健人の話さえ聞かずに飛び出してしまうほど、体が勝手に動いてしまうタイプだ。そんな2人ゆえに、短い声だけのやり取りではすれ違ってしまうこともある。しかし、第4話を迎え、お互いの言いたいことを伝え合える関係になっていく様子が伝わってきた。そんな2人の関係性が成長していく様も垣間見える回となった。
今後、桜井美咲(吉瀬美智子)と大山の関係、また健人が過去に「殺人事件を見たことがある」と桜井に答えた真相などが見えてくる。無線機を通じた健人と大山のやり取りが、2018年に関与し影響を与える。2人の関係性が進展するほどに、2018年が変化するという事実が今後どのように作用するのかに注目だ。
■Nana Numoto
日本大学芸術学部映画学科卒。映画・ファッション系ライター。映像の美術等も手がける。批評同人誌『ヱクリヲ』などに寄稿。Twitter
■ドラマ情報
『シグナル 長期未解決事件捜査班』
カンテレ・フジテレビ系にて、毎週火曜21:00〜放送
出演:坂口健太郎、北村一輝、吉瀬美智子、木村祐一、池田鉄洋、甲本雅裕、渡部篤郎
脚本:尾崎将也
演出:内片輝、鈴木浩介
音楽:林ゆうき、橘 麻美
プロデューサー:萩原 崇(カンテレ)笠置高弘(カンテレ)石田麻衣(ホリプロ)
制作著作:カンテレ
(c)関西テレビ
公式サイト:https://www.ktv.jp/signal/index.html