『ジュマンジ』カレン・ギラン インタビュー “最高”だらけの経験や演技のルーツを語る
「演技に興味を持ったのは、小さい頃にホラー映画を撮ったことがきっかけ」
ーー今回の作品を通して新たな挑戦もたくさんあったかと思うのですが、最もチャレンジングだったのは?
カレン:一番大きなチャレンジは、2つのキャラクターが一緒になっていることだった。社会に適応できてない内気なマーサが、自信に満ちたパワフルなルビー・ラウンドハウスの体に入ってしまったということで、その状況に応じてどちらのキャラクターが出てくるのかを自分なりにジャッジしなければいけなかった。ひとつの体でその2人の特徴を出すのは、やっぱり難しかったわね。
ーー高校時代のマーサを演じたモーガン・ターナーとは、役についてどのような話をしたんでしょう?
カレン:かなり長い時間をモーガンと一緒に過ごしたの。朝も昼も夜も、できるだけ彼女と一緒にご飯を食べるようにしていたぐらいね。モーガンが撮影に入る前に、私のシーンを全部取り終えなければいけなかったから、身ぶりや手ぶりなど、彼女の癖や特徴を掴んで役に反映させることを意識したの。それがうまくいったのはモーガンが常に同じ状態でいてくれたおかげだから、彼女の貢献度はとても大きいわね。
ーー女優として大作への出演が続きますが、今年は監督・脚本・主演を務めた『The Party’s Just Beginning(原題)』も発表しましたね。
カレン:『The Party’s Just Beginning(原題)』は私にとって初めての監督作で、作品を作り上げることに最初から最後まで関われるとてもいい経験だった。女優として作品に参加するときよりももっとたくさんのことに対しての決断を迫られる、本当に素晴らしい経験だったわ。
ーーもともと監督業にも興味を持っていたんですか? それとも、女優としての活動を続けていく中で監督もやってみたいと思い始めたんでしょうか?
カレン:とても面白い質問ね。というのも、私が演技に興味を持ったのは、小さい頃に両親がビデオカメラをくれて、家でホラー映画を作り始めたのがきっかけだったの。だから私が1番最初に映画に携わったのは、監督の立場としてだったのよ(笑)。そこからなぜだか分からないけれど役者になりたいと思い始めた。もしかしたら当時は女性監督をあまり知らなくて、自分が監督をできるとは思わなかったかもしれない。いずれにせよ、監督から始まって、その後演技をするようになって、そしてまた監督をするという、ある種ルーツに戻ったと言えるわね。これからは女優としても監督としても活動を続けていくつもりよ。
(取材・文・写真=宮川翔)
■公開情報
『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』
MX4D/4DXにて先行上映中
4月6日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー
監督:ジェイク・カスダン
出演:ドウェイン・ジョンソン、ジャック・ブラック、ケヴィン・ハート、カレン・ギラン、ニック・ジョナス、ボビー・カナヴェイル
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:http://www.jumanji.jp/
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