体感シネマ『マジジュマンジ』 4D超える映画体験レポートーー本編映像も一部公開!

4Dを超える体感シネマ『マジジュマンジ』レポート

 3月29日〜4月5日まで、TOHOシネマズ日比谷にて映画のシーンに合わせ振動や揺れが伝わる「ハプティクスベスト」を着用して楽しむ「超体感シネマ『マジジュマンジ』」が開催される。本稿では、その驚異的な映像体験をレポートしよう。

 今回体験できる映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』は 、学校の地下室で居残りしていた高校生4人が見つけたテレビゲーム“ジュマンジ”を巡る物語だ。主演は“ロック様”こと『ワイルド・スピード』シリーズのドウェイン・ジョンソンが主演を務める。

 高校生4人は、なぜかゲームの中に吸い込まれてしまい、現実世界と体格も性別までも違うキャラクターになり、猛獣だらけの超危険なジャングルに入り込んでしまう。鑑賞者はソニーが研究開発を進めている「ハプティクス技術(触覚提示技術)」を用いた振動デバイスを搭載した「ハプティクスベスト」を着用し、まさに映画の中に入り込んでしまったような体験を楽しむことができるのだ。

 振動パターンはなんと100種類以上で、地図専門家のオベロン教授(ジャック・ブラック)がカバに食べられてしまうシーンでは、背後の水の中からカバが現れる振動が背中から伝わり、ボリボリと噛まれる感覚が身体全体に伝わる。映像だけでも大迫力だが、ハプティクスベストにより“当事者”として体感するリアリティが加わり、驚きと恐怖が増幅された。また、ドウェイン・ジョンソンによるアクションシーンでは、繰り出されるパンチやキックが身体に伝わり、疾走感と迫力が倍増!

 さらに、今回映像が解禁されたシーンも注目だ。ヘリコプターに乗り込むもハンドルが効かず、ピンチの状態でサイに追いかけられる……という緊迫のシチュエーションで、不気味な音と共にベストが振動。さらにサイが機体にぶつかるたびに大きく振動し、登場人物たちの焦りが身体を通して伝わるようだった。

サイに追いかけられる 『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』本編映像

 場面に応じて高まる鼓動(心臓音)も感じることができ、ハプティクス技術により、演出の幅がグッと広がるように思える。目で見ている映像と触覚がマッチすると映画のライブ性が増し、他人事ではいられない“巻き込まれ感”だ。ライブハウスの重低音を身体に感じているような体験に近く、家では楽しめない映画館ならではの新たな体験だった。

 今回の上映会は興行では初となる試みで、TOHOシネマズ日比谷のフラッグシップオープンイベントとして行われる。これを逃すと次はいつ体験できるかまだ未定なので、気になる方はぜひ体験してみてほしい。

(文=平沢花彩)

■超体感シネマ『マジジュマンジ』」 実施概要


上映期間:3月29日~4月5日
上映劇場:TOHOシネマズ日比谷(3月29日グランドオープン、「東京ミッドタウン日比谷」内/千代田区有楽町1-1-2)
鑑賞料金:通常料金
チケット販売:上映日の2日前から、インターネットチケット販売“vit”にて販売。劇場窓口では、3月29日劇場オープン時より販売される。
入場制限:13歳以上対象
詳細はこちら:https://www.tohotheater.jp/campaign/majijumanji-hibiya.html

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