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門脇麦、『トドメの接吻』“キーパーソン”に抜擢の理由 その“狂わせる”魅力から読む

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 連続ドラマ初主演である山崎賢人を筆頭に、新田真剣佑、新木優子、佐野勇斗、志尊淳、そして菅田将暉と、今をときめく若手俳優が大集結して話題の『トドメの接吻』(日本テレビ系)。この中で、最重要人物ともいえるキャラクターを演じるのが門脇麦だ。“キスで殺す女”という怪役への挑戦に、大きな期待が集まる。

 門脇は2011年のデビュー以来、特定のイメージにとらわれることなく、ありとあらゆるキャラクターに挑み続けてきた。地味で真面目そうな見た目ながらも大胆な女子大生役を過激に演じきった『愛の渦』や、劇団イキウメの傑作戯曲の映画化『太陽』で演じた、新人類と旧人類の間で揺れる少女・生田結役。そして、映画単独初主演を果たし、“尾行”することで人間の二重性に近づいた『二重生活』での白石珠役。

 昨年の活躍でいえば、引きこもりがちなヒロイン像が印象的だった主演作『世界は今日から君のもの』での小沼真実役や、大切な人の死を背負い、美しい舞や歌声までも披露した『ナミヤ雑貨店の奇蹟』のセリ役、クラシカルな雰囲気が作品世界と見事にマッチした『花筐/HANAGATAMI』での千歳役などの好演が記憶に新しい。

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 大きめでどこか憂いを帯びた目や、クラシックバレエの経験が活きているのであろう凜とした佇まいは、スクリーンによく映える。そして、儚げで特徴ある声は観客を惹きつける。これらは門脇の魅力として、特異なキャラクターや、物語を駆動させる“キーパーソン”へと立て続けに起用される理由のひとつとなっているのではないだろうか。

 “映画女優”としての印象が強い門脇だが、連続テレビ小説『まれ』(NHK)での好演をはじめとし、以降知名度は十分すぎるほど上がってきた。このタイミングでの連続ドラマのヒロイン抜擢は、かなり大きな意味を持つこととなるはずだ。また、KERA・MAP『グッドバイ』や『わたしは真悟』、『フェードル』と、舞台への出演もコンスタントに重ね、表現者としての可能性はまだまだ広がり続ける。

      

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