山本美月が語る、『刑事ゆがみ』ヒズミ役への想い 「自分のオタク的な部分から想像して作っている」

山本美月が語る、『刑事ゆがみ』ヒズミ役への想い 「自分のオタク的な部分から想像して作っている」

「一話毎に様々な愛の形があるお話」

ーーガム以外のことで、山本さん自身が意識して作り込んだ部分はありますか?

山本:普段は内股気味で歩いているのですが、ヒズミを演じる時は、なるべく男っぽく見えるように、足先を外に向けて大股で歩くことを意識しています。あまり背筋を伸ばさずに、ちょっと前かがみの姿勢でいるようにも心がけていますね。気だるさを出せたらいいなと思っています。

ーー男らしい振る舞いで言うと、第3話では中華料理屋でゴマ団子を口の中に一気に詰め込んでいましたよね。

山本:ほかの人よりも口が小さいので、普通のサイズだと入るか心配でした。スタッフの方もそれを考慮して、小さいサイズのゴマ団子を作ってくださったんです。そのおかげで一気に食べることができました。

ーー山本さんが最も印象に残っているシーンは?

山本:私は弓神さんと羽生くんの二人の掛け合いのシーンが好きですね。1話の最後の痴漢を捕まえるシーンは特に可愛らしくて印象的でした。なんとなく羽生くんがいつも可哀想な想いをしている気がするんですが、私だけかな……(笑)。スッキリしない終わり方と言いますか、その切なさが胸に響きます。

ーー弓神と羽生のバディが好きということですが、ヒズミと弓神もバディですよね。そういう意味では、弓神、羽生、ヒズミは三角関係のような気がするのですが。

山本:羽生くんをライバルとして意識することはないのですが、私も三角関係みたいだなとは考えていました。だから、神木くんに浅野さんを取られないように頑張らなきゃな、という気持ちはあります(笑)。

ーー神木さんや浅野さんら共演者の方々からお芝居の面で刺激を受けることはありますか?

山本:刺激を受けているからこそ、今のヒズミがあるのかなと思います。『刑事ゆがみ』に限らず、素晴らしい方たちとご一緒させていただく機会が多いので、共演させていただく方たちから様々なお芝居を引き出していただいていますね。

ーー山本さんが思う『刑事ゆがみ』の魅力を教えてください。

山本:犯人がみんな完全な悪ではないところです。一話毎に様々な愛の形があるお話だなと思っています。特に第2話の年の差恋愛。教師と教え子の恋愛はよくあるテーマですが、大半は女子生徒が男性教師に恋しませんか?  でも、『刑事ゆがみ』は男子生徒が女性教師に恋をするのがメインで描かれていました。そういった設定の珍しさなど、よくある話からちょっと外してくるようなところが面白いなと。事件自体は解決するけど、結末もスッキリではなく、心にモヤッとしたものが残りますよね。何が正義だったんだろう? っていう。そういう一筋縄ではいかず、視聴者に何かを残すところが『刑事ゆがみ』の良さだと感じています。ヒズミの過去や生い立ちも、徐々に明かされていくので、そこでもまた『刑事ゆがみ』独特の感情の揺れ動きをみなさんに感じていただけたらと思います。

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(取材・文=戸塚安友奈)

■放送情報
木曜劇場『刑事ゆがみ』
フジテレビ系にて、毎週木曜22:00~22:54放送
出演:浅野忠信、神木隆之介、山本美月、仁科貴、橋本淳、稲森いずみほか
原作:井浦秀夫「刑事ゆがみ」(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載中)
脚本:倉光泰子、大北はるか、藤井清美
プロデュース:藤野良太、高田雄貴
演出:西谷弘、加藤裕将、宮木正悟
制作:フジテレビ
(c)フジテレビ
公式サイト:http://www.fujitv.co.jp/yugami/

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