『デアデビル』制作陣が明かす、Netflixドラマが描くヒーロー像「デアデビルは身近な場所を救うためにいる」

『デアデビル』制作陣インタビュー

 フランクと同じく、シーズン2から登場するのがマットの元恋人エレクトラ(エロディ・ユン)だ。ミステリアスで怪しげな雰囲気を纏う彼女だが、マットがデアデビルであることを肯定してくれる唯一の理解者でもある。エレクトラを演じるエロディ・ユンは、マーベルへの参加を「エキサイティングな経験だった」と語っている。

「この作品に関わることが出来て、とても興奮したわ。私たちはマット・マードックと彼のジャーニーを語っているの…正義を求めている人のジャーニーをね。彼が弁護士であろうと、夜の自警主義者であろうと関係ないわ。エレクトラにとってもそれは同じで、私はそれを「エレクトラは誰? この女の子は誰なの? 彼女はなにを望んでいるの? 彼女はいいの? 悪いの?」というふうにアプローチしたの。ストーリーの途中や最後に、彼女の真実を見つけられるのを期待しているわ」

 善と悪では割り切れないグレーゾーンがあると説き、フランクの存在に苦悩するマットを支えるエレクトラ。しかし、彼女自身も重大な秘密を抱えている様子から察するに、今後の展開を左右する存在であることは間違いない。

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 アイアンマンがアベンジャーズに所属しているように、デアデビルもザ・ディフェンダーズというチームに所属している。デアデビルをはじめ、チームにはジェシカ・ジョーンズ、アイアンフィスト、ルーク・ケイジといったヒーローたちが所属している。制作総指揮のジェフは、そんなディフェンダーズについても、すでにプランは準備していると明かす。

「今僕らはルーク・ケイジのプロダクションをやっていて、アイアン・フィストにも取り掛かっている。最終的にどうなるかというと、彼ら全員がお互いに「ザ・ディフェンダーズ」として出会うことになる。僕らが最初にNetflixとした話では、『デアデビル』も『ジェシカ・ジョーンズ』もシーズン2はなかった。つまり、僕らはこの4つのストーリーを語って、「ザ・ディフェンダーズ」を語り、その後は家に帰る予定だったんだ」

 『デアデビル』のシーズン3が制作されているという話はまだ発表されていないようだが、シーズン2の最終話には続編を予感させるラストシーンが用意されていた。『デアデビル』の続編に加え、現在制作中である他のヒーロー作品も気になるところだが、なにより『ザ・ディフェンダーズ』として全員集結する日を多くのファンは待ち望んでいるだろう。

(構成=泉夏音)

■配信情報
『Marvel デアデビル』シーズン2
Netflixにてストリーミング配信中
(C) Netflix. All Rights Reserved.
Netflix:https://www.netflix.com/jp/ 

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