人間は“孤独”とどう向き合うべきなのか 『孤独のススメ』が投げかける普遍的なテーマ

『孤独のススメ』が語りかける普遍的テーマ

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 説明台詞もなく、主要役者の表情も敢えて硬めで淡々と展開するため、わかりにくいと感じる方もいるかもしれない。だがこれは思索に耽るための映画だ。

 映画観賞もまた孤独な体験だ。友人や恋人、家族と並んで座っていても、スクリーンと向き合うのは一人ずつなのだ。映画館の暗闇の中、孤独について思いを巡らすのも良い観賞体験になるのではないだろうか。

■杉本穂高
神奈川県厚木市のミニシアター「アミューあつぎ映画.comシネマ」の元支配人。ブログ:「Film Goes With Net」書いてます。他ハフィントン・ポストなどでも映画評を執筆中。

 

■公開情報
『孤独のススメ』
4月9日(土)、新宿シネマカリテほか全国順次ロードショー
監督・脚本:ディーデリク・エビンゲ
出演:トン・カスフレッド、ロネ・ファント・ホフテオ、ポーギー・フランセカンプス、アリーアネ・シュルター
配給:アルバトロス・フィルム
(c)2013, The Netherlands. Column Film B.V. All rights reserved.

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