阿部サダヲと瑛太、まげ姿でコミカルな演技を披露 『殿、利息でござる!』本編映像公開へ

『殿、利息でござる!』本編映像

 阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子らが出演する映画『殿、利息でござる!』の本編映像が公開された。

 『殿、利息でござる!』は、今から240年ほど前の江戸中期、仙台藩吉岡宿を舞台に、年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るため、知恵と工夫と決死の覚悟で立ち上がり、ついに地域を立て直した住人たちの物語。実在した穀田屋十三郎ら庶民9人が、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」を立て、奔走する姿をコメディタッチで描いていく。

 2010年に映画化されたベストセラー『武士の家計簿』などの著作で知られる磯田道史氏の近著、『無私の日本人』(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を映画化した本作は、『白ゆき姫殺人事件』『予告犯』などを手掛けた中村義洋が監督を務めている。主人公の穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう)を阿部サダヲが、町一番のキレ者である茶師・菅原屋篤平治(すがわらや・とくへいじ)を瑛太が、十三郎の弟で吉岡宿一の大店・造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内(あさのや・じんない)を妻夫木聡が、それぞれ演じている。

 今回、公開された本編映像は、「お上に銭を貸して利息をもらう」というとんでもない計画のために右往左往する穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と、菅原屋篤平治(瑛太)のコミカルな姿を軸に、力を持たない庶民たちが立ち上がり、“銭戦”(ゼニバトル)が始まっていく様子が収められている。

■公開情報
『殿、利息でござる!』
2016年5月14日(土)全国ロードショー
出演:阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡ほか      
監督:中村義洋
脚本:中村義洋、鈴木謙一
原作:磯田道史『無私の日本人』所収「穀田屋十三郎」(文春文庫刊) 
製作:「殿、利息でござる!」製作委員会
配給:松竹
(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
公式サイト:http://www.tono-gozaru.jp

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