『ハヤブサ消防団』岡部たかしは何を言いたかったのか? 第7話の“紫”の多さにゾッとする
ドラマ『ハヤブサ消防団』(テレビ朝日系)において第1話から描かれてきた、ハヤブサ地区で起きている連続放火の犯人は誰かという謎がついに明らかになった。
犯人は、徳田省吾(岡部たかし)。三馬太郎(中村倫也)による推理のポイントは2つあり、特徴的な軽トラのエンジン音、さらにボヤ騒ぎのあった太郎の家近くに残されていたベンジンは、呉服店を営む省吾を示すアイテムだった。
太郎の推理の元、消防団員を前に省吾は追い詰められていくが、奇妙なのは焦った様子や罪悪感は見られないこと。「ハヤブサに戻ったら全部話す」と言い残し、省吾は太郎たちの前を去っていくが、彼はそのまま帰らぬ人となる。1本の動画を残して。
東京からハヤブサに戻った太郎たちを待ち受けていたのは、町では見たこともない多くの人々。「まる(円)」という言葉に敏感に反応し、紫の衣服やアイテムを身につけている。太郎の脳裏によぎるのは「アビゲイル騎士団」の存在。省吾は教団に利用され、口封じのために溺死させられた、と考えられる。そこに暗躍しているのが、「ルミナスソーラー」の真鍋明光(古川雄大)。第6話で放火犯ではなかったのだと信じていたが、省吾の回想(と思われる映像)の中で躊躇なく山原浩喜(一ノ瀬ワタル)を谷底に転落させる姿からは、今まで以上にサイコに思えてくる。