【漫画メシ】洗濯機で麺を茹で、ドラム缶で肉を焼く……『スーパーくいしん坊』ぶっ飛んだ調理法4選

回転網焼きステーキ

 新任の中学校校長から「給食用に200人分のステーキ作って欲しい」という依頼を受けた香介。

 予算が少なく、実現不可能だと思われたが、香介はバラ肉をビール瓶で叩き、引き伸ばして一枚の肉塊にすると、ドラム缶を2つ用意し網を巻き付け、さらに中に石を入れて火をつける。

 熱を帯びたドラム缶に肉を載せ、ドラム缶を回転させて肉を焼く。これがスーパーくいしん坊の伝説的料理、回転網焼きステーキだ。この漫画の「とにかく派手なやり方で調理していく」という方向性を決定づけた回でもあった。

火の玉チャーハン

 『マツコの知らない世界』(TBS系)でも取り上げられた火の玉チャーハンだ。

 これは香介がヨーヨーを見て思いついた仕掛けで、まずフライパン2つをくす玉のようにして重ね、中にチャーハンを入れておく。次にゴムのようなものをくくりつけてくす玉状態のフライパンを吊るして、回転させながらコンロで熱する。

 いい頃合いになると、なぜか2つ重ね合わせたフライパンがパカっと割れ、下に用意してあった皿にチャーハンがきれいに落ちていく。これが「火の玉チャーハン」だ。この頃になると、物理的にも不可思議な現象が平気で描かれるようになっていった『スーパーくいしん坊』。伝説的な料理漫画と言われるゆえんだ。「ズボラの漫画飯再現料理」が再現に挑戦しているが、当然ながら惨事に見舞われている。

【漫画飯再現料理】火の玉チャーハン スーパーくいしん坊 アニメ飯再現レシピ

 あまりにもぶっ飛んでいるため、再現はほぼ不可能と思われる『スーパーくいしん坊』の料理たち。しかしその「発想」は、他の料理漫画にはない極めてオリジナリティの高いものであるといえよう。

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