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オリジナル・ジャパニーズ・ラガマフィンのパイオニア的存在。その活動は、まさにかの地ジャマイカにダンスホール旋風が巻き起こらんとする85年、N.Y./ジャマイカに渡り現地ライヴに出演したことから始まる。また、日本最大級のレゲエ・イベント『レゲエ・ジャパン・サンスプラッシュ』にもこの年以降、毎年出演する常連だ。
88年にリリースされたシングルが、N.Y.インディー系チャートにランクイン。以来N.Y.を活動の拠点とし、全米のライヴに精力的に参加。また本場ジャマイカの『レゲエ・サンスプラッシュ』『SNG』などのビッグ・イベントへの出演を果たす。同年、エポック・メイキングなシングル「ORIGINAL NINJA」を、90年には1stアルバムとなる『BADDEST JAPANESE』をリリース。数少ない本格的ジャパニーズ・ラガマフィンとして注目を浴びた。
92年には鹿島アントラーズ・チーム・ソングやNHKテレビ『みんなのうた』への楽曲参加で、より幅広いファン層を獲得。次いで活動拠点をジャマイカに移し、日本〜N.Y.〜ジャマイカを股にかけたグローバルな活躍を続け、96年には以前より親交のあったダイアナ・キングとのコラボレーション・シングル「I'LL DO IT」が大ブレイク。ナーキの名は一気に日本中を駆け巡ることとなり、通算7作目となるアルバム『INNER BEAUTY』も絶賛をもってリスナーに迎え入れられた。97年には活動の拠点を日本・N.Y.へと移動。8作目のアルバムとしてリリースされた『WAY OUT』の収録曲「TIME」がヘビー・ローテーションを記録した。
そして01年、前作より約3年ぶりとなるフル・アルバム『BIG STEP』では、"ラガ・サルサ"という新しいスタイルを打ち出す。サルサとラガを融合させたこのサウンドは、長くN.Y.で活動を続けるうちにサルサ、キューバン・ミュージックに魅せられたナーキの新しい意気込みを感じさせるスタイル。「これでもか!」といわんばかりに押しの強いグルーヴは、思わず腰を振らずにはいられない最強のダンス・チューンだ。他にも、最近のヒップホップ界のトレンドであるクラシックや、ソウル、ファンクからのキャッチーなサンプリングなど、旬の音がギッシリ詰まっている。——あくまでもベースはラガにおくものの、決してその枠にとどまることのないナーキの可能性を実感できる意欲作だ。夏は彼の作品で、ノン・ストップで腰を振りまくろうぜ!

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