A.B.C-Zの前向きであたたかな“イズム” 大黒摩季と届けた熱狂、愛とリスペクトが交錯した『CONNECTION Vol.2』

A.B.C-Z×大黒摩季『CONNECTION』レポ

A.B.C-Zが魅せる圧巻のエンターテインメント

 晩夏とはいえ、大黒による熱気に包まれた会場。メンバーが言葉で興奮を伝えていく。圧巻のステージを受けて五関が、「バンドの皆さんとのさ、息のあったパフォーマンス。もうこれぞライブ! っていうのを見せてもらいましたね」と言えば、戸塚も「お客さんもだいぶぶち上がってましたよね!」と続ける。五関が「もうだいぶあったまったんじゃないですか。皆さん!」と呼びかけると、歓声が沸き起こる。橋本も「最高でしたね!」としみじみ語るなど、大黒のパワーに圧倒された様子。五関が「できるだけ次のA.B.C-Zパートに活かせるように頑張ります」と気を引き締めるように語った。

 その後も、アニメ『SLAM DUNK』を観ていたという五関が、「あなただけ見つめてる」を合唱していたところ、従兄弟から「歌に抑揚がない」と言われたことを明かし、「めっちゃ笑われて、そんなトラウマの曲でもあります(笑)」と懐かしむように笑いを誘った。

 そんな大黒の熱気を受け継いだA.B.C-Zのステージは、「Just Romantic!」でスタート。オーディエンスも〈(action!)〉と声を張るなど、1曲目から大盛り上がり。歌唱に加えて、細やかなフォーメーションでも魅了。「みんな盛り上がるよ!」「楽しむよ!」とメンバーの声にオーディエンスは即座に反応していた。

 続いて、黄色に染めたステージで披露した「TAP」では、手の振りでも魅了。大黒のバンドと息の合ったステージに負けじと、彼らも息ぴったりにパフォーマンス。続く「A.B.Cra-Zy」では、各メンバーの紹介パートで、さらなる大きなコールが寄せられた。五関は、振り返ってサムズアップ。戸塚は両手で愛らしくお手振り。橋本も笑顔であおるような仕草を見せたほか、塚田は両手を上げて下手から上手を大移動。最後はスモーク噴出の演出も手伝って一層華やかにステージを彩った。

 「Take a "5" Train」からは「テレパシーOne! Two!」「チートタイム」「JOYしたいキモチ」と軽快なナンバーをメドレーで届けていく。繊細な足さばきを披露したり、大黒のファン“大黒組”にもわかるように手の振りを塚田がレクチャーしたり。1階から2階、3階席にもメンバーが降りるなど、会場に集まったファンとの“コネクション”タイムを楽しんだ。さらに「Summer上々!!」では、塚田が華麗なバク転、バク宙を披露すると大歓声が寄せられ、盛り上がりは天井知らず。

 五関は「最高です、皆さん!」と頬を緩めると、橋本も「いいぞ! いいぞ!」と続け、MCタイムへ。ここでも大黒のステージについて、塚田が「お客さんになっちゃった」と言えば、五関も「まき姉が出た瞬間、ふぅー! って言っちゃったもん(笑)」と告白。戸塚も「まき姉がカッコ良すぎて、終始スイッチ入ってないっぽいです(笑)。振り付け間違えまくって、新しい間違え方をして……諦めました、途中で」と反省するなど、大黒の熱に影響を受けた様子。そんな興奮もありつつ、五関は改めて横浜のステージに帰ってこられた喜びを言葉にしていた。

 その後は、大黒をステージに迎えて、5人でしばしトークを交わす。大黒のライブを見ていた興奮が冷めやらぬ様子の4人は、大黒のパフォーマンスや、ステージで洋服を投げた場面などを挙げて「カッコよかった!」と称賛する一幕も。

 その流れで、この日のために大黒が考案した振り付けをレクチャーし、「#IMA」を5人で披露。ゆっくりと歌詞を噛みしめるように感情を込めた歌声を響かせる。また、エメラルドグリーンの照明が照らす中、レクチャーの甲斐あって会場がさらなる一体感に包まれた。

 大黒が「キレイでしたよ」と褒めると、五関も「いい曲でしょ!」と投げかけた。大黒は、「(レクチャーした手の振りを)TikTokで自分を撮って広めまくれば、いずれ……。中国とか台湾とか(に広がるのでは)」と、日本に加えてアジア圏への広がりを視野に入れたトークで盛り上がった。大黒を見送ったあと、「みんなで水飲む?」「緊張したね」とコラボの感激もひとしおなメンバー。五関が「今後も何かできたら」と今後のコラボに期待を寄せた。

『A.B.C-Z CONNECTION Vol.2』横浜公演(撮影=Madoka Yasuda)

 後半戦は「マジマジック」からスタート。初の撮影可能曲として開放された楽曲で、ファンのスマホ撮影によってより広い層に開かれる場面もあるだろう。異国情緒たっぷりの楽曲に、スモークの噴出と派手さを増していきオーディエンスを釘付けに。続く「幻想イミテーション」では、美しいファルセットを響かせたほか、リリックを大胆に表示させる演出で世界観を作り上げた。さらに、眩しいほどの光に包まれた「頑張れ、友よ!」では、メンバーがステージを大きく使って力強くエールソングを届け、オーディエンスのペンライトも前後に揺れるなど、A.B.C-Zならではの熱狂を生んだ。

 ここからさらにギアを上げるように「FORTUNE」では、スモークに光のド派手な演出も相まってボルテージは最高潮に。A.B.C-ZらしいEDMサウンドに会場がさらなる熱狂に包まれた。そして本編ラストを飾ったのは、「Perfect Sky」。ソロやユニゾンを織り交ぜながら、心が晴れるようなストレートな歌唱に誰もが酔いしれた。

 アンコールでは、観客の「エビコネ」の一声で、本フェスならではの「エビコネ」コールがスタート。ファンの一体感も途切れることなく続き、そんな熱い思いに応えて、Tシャツ姿のA.B.C-Zと大黒が再びステージに揃った。

 五関が「今年35周年ということで、おめでとうございます」「そんな節目の大事な年に出演していただきありがとうございます」と、祝福のトークを交わす中で、そっと舞台袖にはける橋本。なんと、大きな四角いケーキを運んで登場し、大黒のデビュー35周年を祝うサプライズが行われたのだ。

 大黒は「かわいい!」と喜び、「撮って、撮って」とスタッフに写真撮影を促す。橋本がケーキの装飾も写るようにと傾けると、客席からは「落とさないようにね!」と気遣う声が。大黒は「ありがとう! 嬉しい。もう私にこんなことしてくれる男子はこの4人しかいない」と何度も感謝と喜びを口にしていた。橋本が「あっ!」と声を出したが時すでに遅し、大黒が生クリームを指ですくってペロリといたずらっ子のような一幕も。

 そして客席をバックにして記念撮影へ。大黒は「えびちゃんたちも35周年の時は私も持ってきますから!」と約束を交わしていた。

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