Snow Man『Snow Mania S1』から5年 広げた“らしさ”を束ねる『AMENITY』、「show time...」に見る現在地

 5年前の9月29日、Snow Manが1stアルバム『Snow Mania S1』をリリースした。同アルバムは、デビューから1年半にわたって走り続けてきた当時Snow Manのひとつの集大成となる作品。4thシングルまでのシングル曲はもちろん、リード曲「EVOLUTION」や「Sugar」などの新曲、ユニット曲まで、ジャンルやテイストの異なる楽曲が収録されていた。

Snow Man「Snow Mania S1」楽曲紹介

 同アルバムを改めて聴き直すと、当時からSnow Manは自分たちの音楽をひとつに限定するのではなく、9人それぞれの個性を活かしながら、グループを多面的に見せることを強みにしていたことがわかる。そして2026年10月7日、彼らは6thアルバム『AMENITY』をリリースする。そこにあるのは、これまで広げ続けてきた表現を、ひとつのエンターテインメントに昇華するSnow Manの姿だ。彼らはこの5年で、どのような音楽的進化を遂げてきたのだろうか。

5年かけて広げ続けた“Snow Manらしさ”の輪郭

 1stアルバム『Snow Mania S1』では、シングル曲、新曲、ユニット曲を通して、自分たちのさまざまな音楽的側面を提示したSnow Man。続く2ndアルバム『Snow Labo. S2』では、“研究所”=ラボをテーマに、「Snow Manはこうである」と決まったイメージを作らず、バラエティに富んだ音楽ジャンルや新しいことに挑戦する姿勢を見せた。メンバーが一人ひとりがそれぞれにジャンルを担当して選曲したことも、その象徴だろう。結果、「JUICY」や「キッタキッテナイ」などテイストの異なる楽曲が並ぶことで、Snow Manの音楽的な振れ幅がより鮮明になっていった。

Snow Man 2nd ALBUM「Snow Labo. S2」- introductory video-

 3rdアルバム『i DO ME』では、Snow Manらしさを追求することに挑戦。楽曲だけでなく、ビジュアルや映像までメンバーがこだわったという同作でも、音楽性の幅広さは健在だった。だが、それだけにはとどまらない。かつては「Snow Man=激しいダンスナンバー」というイメージが強かったかもしれないが、1stアルバム以降、9人それぞれの個性をいろいろなジャンルの楽曲を通して見せてきたことで、“Snow Manらしさ”がひと言では言い表せないものへと変化。実際、同アルバムのユニット曲を見ても、エモーショナルなバラード、前衛的なエレクトロサウンド、スタイリッシュなHIPHOP、キャッチーなポップスとさまざまだが、いずれの楽曲からも“らしさ”を感じられる仕上がりになっている。“らしさ”とは特定のジャンルではなく、9人が表現することで生まれるもの――。そんな変化が見え始めた作品でもあった。

Snow Man「あいことば」Music Video
Snow Man【Music Video鑑賞会】「i DO ME」ユニット曲公開!!

 4thアルバム『RAYS』では、さらに新たな音楽表現へと踏み込む。リード曲「EMPIRE」はモーツァルトの「交響曲第25番」ト短調から第1楽章をサンプリングし、クラシックの荘厳さと現代的なサウンドを掛け合わせた1曲。また、収録曲「One」はSnow Man初のサブスクリプション解禁作品となり、音楽を届ける方法や活動のフィールドも広げた。

Snow Man「EMPIRE」Music Video

 そして5thアルバム『音故知新』では、さまざまな時代の音楽やカルチャーに触れながら、「もしSnow Manが歌ったら…」というテーマのもと、多種多様なジャンルをSnow Man流に表現。☆Taku Takahashi、DECO*27、ゴスペラーズの北山陽一、酒井雄二、村上てつや、などから楽曲提供を受け、外部のクリエイターとの化学反応も生み出していた。

Snow Man 5th Album'音故知新' Concept Video

 ジャンルを広げるだけでなく、どんな楽曲でも自分たちの表現として成立させる力を示した作品とも言えるだろう。『Snow Mania S1』から積み重ねてきた挑戦によって、9人は“Snow Manらしさ”の輪郭そのものを広げ続けてきたのだ。

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