Snow Man 岩本照、『キャッチ・ミー』『祭 GALA』を経て次なるステージへ “舞台”で見せる表現者の真価
9月5日より、岩本照が主演を務めるミュージカル『タイムトラベラーズ・ワイフ』の上演がスタートする。Snow Manとしてデビューして以降、岩本は『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』や『祭 GALA』などの舞台で主演を務めてきた。グループでのパフォーマンスはもちろん、舞台という生の空間でも存在感を放ってきた岩本。彼の魅力を語る上で、今や舞台は欠かせない場所となっているのではないだろうか。
そんな岩本の歩みをたどるなかで外せないのが、2022年に日本で上演されたミュージカル『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』だろう。フランク・アバグネイル・ジュニアの自伝をもとにした同作で、岩本は主人公で若き天才詐欺師であるフランク・ジュニアを演じ、2024年の再演でも再び主演を務めた。ミュージカルは、芝居だけでなく歌やダンスなど、さまざまな表現を一つの舞台上で成立させることが求められる。岩本は主演として作品を背負いながら、それらを総合して役を表現。Snow Manのパフォーマンスで培ってきた身体表現もまた、舞台で役を演じるための力へとつながっていったと言えそうだ。
その身体表現をさらに強く打ち出したのが、同じく2024年に上演された『祭 GALA』だ。深澤辰哉、宮舘涼太とのトリプル主演に加え、岩本は演出や振り付け、構成、照明など幅広く作品制作に携わった。和と洋を融合させ、個性と肉体を駆使して魅せる同作において、岩本は「『身体を酷使したい、身体を張らせてくれ』ということは、スタッフさんに最初の打ち合わせからお願いしていた」と明かしている(※1)。
同作からは、岩本の身体能力が単なる特技にとどまらず、舞台を作り上げるための表現手段になっていることがわかる。実際に『祭 GALA』では、高い身体能力を活かした立ち回りなど、激しいパフォーマンスが繰り広げられた。自らの身体をどう動かせば、舞台上のエネルギーを観客へ届けられるのか。演じる側であると同時に、見せ方を監督する側にも立ったことで、岩本の身体表現はさらに広がったはずだ。
そもそも岩本と言えば、鍛え上げられた肉体や、ダンスをはじめとする高い身体能力に注目が集まる人物。実際、Snow ManのライブやMVでも岩本がアクロバット的要素のあるパフォーマンスをすることは珍しくない。そんな彼の武器は、グループとしての活動だけでなく、ミュージカルや舞台で経験を重ねる中で、歌や芝居と組み合わさった表現力へと昇華されてきたのだろう。自身の身体、声、芝居すべてを使って作品を届ける。岩本は舞台表現者としての一面を自らで着実に育ててきたと言える。
そして今回挑むのが、ミュージカル『タイムトラベラーズ・ワイフ』。岩本が演じるのは、時空を旅する男・ヘンリー。公式コメント動画では、「タイムトラベルするところをどう表現するか」が楽しみだと語っており(※2)、舞台機構の力も借りつつ、彼が持っている表現力を存分に発揮できる場面もありそうだ。これまで着実に表現の幅を広げてきた岩本は、これまでの経験をどのように役へと落とし込み、観客の前に立つのか。生の空間だからこそ生まれる一瞬の表現を、劇場で目撃したい。
※1:https://natalie.mu/stage/news/563991
※2:https://www.youtube.com/watch?v=NXGxTwmDvtM























