EXILE AKIRA、20年の歴史を仲間と辿ったソロツアー完走! “未知の世界を恐れず挑戦し続ける”生き様を魅せた台北公演

EXILE AKIRA、20年の歴史を辿ったソロ公演

 EXILE AKIRAのソロツアー『EXILE AKIRA 20TH ANNIVERSARY SPECIAL LIVE TOUR “URBAN SAVAGE”』の台北公演が8月8、9日にCLAPPER STUDIO TAIPEIにて行われた。

 2006年6月6日にEXILEに加入し、今年で20周年を迎えたAKIRA。これを記念し、今年6月6日にソロ名義でEP『URBAN SAVAGE』をリリースした。このEPを携えて行われた今回のツアーは、7月に東名阪にて行われたのち、台北にて2公演、計5公演が行われた。「既存のルールや固定概念に縛られない“荒々しさ(SAVAGE)”を、研ぎ澄まされた“都会的(URBAN)”なセンスで昇華する」をコンセプトにしたこのツアー。全公演に、EXILE加入のきっかけにもなったEXILE MAKIDAI、盟友P-CHO(DOBERMAN INFINITY)、オーディション時にプロデュースを手がけたTHE JET BOY BANGERZ(以下、TJBB)が出演。さらに国内の公演には中務裕太(GENERATIONS)、陣(THE RAMPAGE)、EXILE MATSU、EXILE ÜSA、EXILE KENCHI、EXILE TETSUYAが出演し、公演ごとにAKIRAの歴史を辿った。

 ライブは『URBAN SAVAGE』収録曲「SAVAGE」でスタート。一人でステージにやってきたAKIRAは、〈心と身体が離れたあの頃/孤独と鼓動が示したこの方向〉〈挑んでいく next level〉とラップで捲し立て、サビでは〈走ってく try again〉と繰り返す。ここまでの道のりと、まだまだ走り続けるという姿勢を、マイク一本に込める。続く〈ここまでずっと踊ってたステージでも/踊らされない誰かの手の上〉〈栄光のページはslide/俺自身がライバル〉と歌う「Thrill Drive feat. F.HERO」ではP-CHO、MAKIDAIを迎え、3人で同曲を完成させた。さらにTJBBのYUHIがラップで切り込み、AERONとKOTAが美しいハーモニーを聞かせてから始まったTJBBの楽曲「HEAD UP」ではAKIRAがセンターに立ちパフォーマンス。一人で立っていたステージに、続々と仲間がやってくる。まるでAKIRAの音楽人生のような構成で、ライブは幕を開けた。

EXILE AKIRA

P-CHO(DOBERMAN INFINITY)、EXILE MAKIDAI、EXILE AKIRA
P-CHO(DOBERMAN INFINITY)、EXILE MAKIDAI、EXILE AKIRA
EXILE AKIRA、THE JET BOY BANGERZ
EXILE AKIRA、THE JET BOY BANGERZ

 ステージにAKIRA、P-CHO、MAKIDAIが残ると「俺たちの頭ん中見せてやろうか」の言葉から、今回のツアーで初披露の新曲「TOKYO BRAIN」へ。MAKIDAIのスクラッチを合図にAKIRAとP-CHOがマイクで掛け合った。ここからステージはさらにスペシャルに。P-CHO率いるプロデュースチーム・OMWの楽曲「O・M・W」を、YUHIをボーカルに迎えてパフォーマンス。P-CHO、YUHI、AKIRAがマイクを持ち、TJBBパフォーマーはストーリー性あるコレオグラフィで彩る。同じくOMWの楽曲「マイオンリーロマンス」をTJBBのAERONとKOTA、P-CHOがゆったりと歌唱。と思えば先ほどまでターンテーブル前でDJを行っていたMAKIDAIがAKIRAとともに踊ってみせた。

EXILE AKIRA

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 MCでは字幕も使いながら、真摯に思いを伝えていくAKIRA。中盤にはこんな言葉をこぼした。「僕自身、EXILE AKIRAでありながら、一人の男として、一人の父親として守るべきものがある。そのなかで一つ心に決めていることがあります。それは……」。一拍置いて続ける。「見ときな、この背中。これからもどんな舞台でもロックし続けるぜ」。その声を合図に始まったのは「SUN feat. JAY'ED」だ。家族への思いを綴った優しいヒップホップチューンで、20周年の今だからこそ歌える父親としての覚悟や愛情を音に乗せていった。

 MAKIDAIのDJタイムで場内がクラブのような熱気で包まれたあとに始まったのは「BRING THE BEAT BACK Pt.3」。MAKIDAI、ÜSAがマイクを握り、AKIRAが“1パフォーマー”として参加したユニット・RATHER UNIQUEの楽曲だ。活動時期は2003〜2006年。今ではもう見ることのできない伝説とも呼ぶべきユニットの楽曲を、AKIRAとP-CHOのラップパートを新たに書き下ろして、20年以上ぶりに蘇らせたのだ。MAKIDAIのラップで勢いづけると、「RATHER UNIQUEのトラックで俺がかますときがきたぞ!」と声をあげたP-CHOと、「あの頃はパフォーマー、今はマイクを握ってるぜ」と紹介されたAKIRA。2人は感慨を込めたオリジナルのリリックで、これまでの歴史を一つひとつ噛み締めていった。

EXILE AKIRA

 AKIRA、P-CHO、TJBBパフォーマーで披露したDOBERMAN INFINITYの人気曲「JUMP AROUND ∞」では9人がラップリレーで盛り上げ、AKIRAのパフォーマータイムへ。EXILE楽曲の応酬だ。「LET ME LUV U DOWN」ではTJBBボーカルの歌唱で、TJBBパフォーマーとAKIRAが踊る。「New Jack Swing」「Eastern Boyz’N Eastern Girlz」「LET THE MUSIC PLAY」「SCREAM」が続けられたEXILEメドレーでは、AKIRAとMAKIDAIがソロパフォーマンスを魅せ、TJBBパフォーマーが躍動。TJBBパフォーマーとAKIRAが横一列に並んでステージを彩る場面もあり、特別なコラボレーションの連続に観客のボルテージはさらに上がっていった。

EXILE AKIRA

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 終盤には、プレゼント抽選を行うメンバーを決めるためのクイズコーナーも。ファンへの感謝を込めたプレゼントに会場は大盛り上がりで、その後「24WORLD」でライブは再開した。AKIRAもラップを担い、それまでのほのぼのした空気から、再びソロアーティスト・AKIRAの姿に。そしてまたステージに一人立ったAKIRAは、静かに語り始める。「この20年いろんな景色を見させていただきましたが、“現状に満足せず常に自分自身をアップデートして新しい挑戦をする”。その姿勢で歩んできました。どれだけ経験を重ねても、幾つになっても、固定概念にとらわれず、未知の世界を恐れず挑戦し続ける。そのスタイルがEXILE AKIRAです。今日この場所でまた新しい一歩を踏み出せたのは皆さんがいたからです。もし、この挑戦する姿が誰かの新しい一歩になったり、未来を信じるきっかけになったらそれ以上うれしいことはありません」。そして「次の曲は思い描いた瞬間から、未来は、物語は始まっている。そして愛を持って、新しい世界を、勇気を持って自分たちの手で築き上げていこう。その思いを持って、僕の友達と作りました」と話してから届けられたのはギタリスト・MIYAVIとのコラボ曲「NEW WORLD feat. MIYAVI」。MIYAVIとコラボした東京公演の映像を映し出しながら、AKIRAは一人でマイクを握った。EXILEに加入してから20年経ってマイクを握り、初ソロ名義での作品をリリース、ソロツアーで台湾公演まで行う。まさに“NEW WORLD”を体現した姿で、本編を締め括った。

EXILE AKIRA

 アンコールでは「こういうライブをしていていつも思うんですけど、世の中に80億人以上の人々がいる中で、こうやって巡り会えることって普通じゃないし、本当に奇跡だと思います。だからこそ、こういう繋がりを大切にしたいなと心から思っています」「この20年は僕一人で歩んできたわけじゃないです。ここにいる皆さんがいてくれて、そして一緒に作り上げた20年です。改めて感謝を伝えたいです。本当に本当にありがとうございます。これからも、日本はもちろん台湾の皆さんにも、アジアの皆さんにももっともっと楽しんでもらえるように、最高のエンタテインメントを作って届けていきます。これからもEXILE AKIRA、そしてEXILE TRIBE、LDHをよろしくお願いします」とファンへの思いを改めて告げ、巡り会えた喜びを綴った新曲「Blue Moon」を歌唱した。

EXILE AKIRA

 静岡でサッカーに明け暮れていた少年は、ダンスと出会い、MAKIDAIとÜSAと出会い、P-CHOをはじめとする仲間と出会い、EXILEと出会った。EXILE TRIBEを牽引するなかで後輩たちと出会い、そしてNEO EXILEを育ててきた。その20年のなかで積み重ねてきたすべての出会いを引き連れて、ソロアーティストとして新たに走り出したEXILE AKIRA。この日の公演では、開演直後たった一人でステージに立っていた背中に、一人また一人と仲間が重なっていった。彼の20年もまた、一人から始まり、たくさんの手によって今のかたちになったのだろう。「どれだけ経験を重ねても、幾つになっても、固定概念にとらわれず、未知の世界を恐れず挑戦し続ける。そのスタイルがEXILE AKIRA」。その言葉通りの姿を見せたツアーだった。

EXILE AKIRA

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