ふみの「“今の私”を見てほしい」 『ノノガ』を経て激動のソロデビュー、葛藤の中で見つけた未来への強い意志

ふみの、葛藤の中で見出す現在地

とにかく今を必死に生きていたいーー想像できない未来への意志

ふみの

ーー繰り返しになるかもしれませんが、ドラマとご自身が重なった悩みや葛藤っていうのはどんな部分でした?

ふみの:“今”という時間が早く流れていってしまうということ。そして二番の歌詞は脚本を読んだ上で書き換えました。もっとパーソナルな自分を出す歌詞、もっと芯に迫ったものが欲しいなと思って変えて。東京はいい意味でも悪い意味でも、個が立つ、個人が見えやすい街だと思っていて。そこで、他人と比べて褒めたり、他人と比べて悩むことは必要ないことだと思って。自分もそうだし、みんなもそうだなと思ったり。

ーー1番で〈事情と希望と君で/まわる僕の街東京〉と“君”が入ってるのもふみのさんらしいなと思いました。この“君”は友達ですよね。

ふみの:そうですね。私は友達がすごく大切で。「ホットライン」も親友に向けて書いた歌だったりするんですが、私の悩みは友達と話したら、全部リセットされる。「もし無人島に一人連れて行くなら?」みたいな質問をされたとしても、絶対に友達を一緒に連れて行くので(笑)。そういう意味でも、ドラマサイドからも一番最初に友達三人で上京してきて、辛いけど、君がいるから生きていけるみたいなニュアンスがあったら嬉しいと聞いた時に、そういう部分もすごく私と似ているなと思って。このフレーズは絶対入れたいなと思ってました。

ーー友達が大事なんですね。

ふみの:友達と電話をしたり、遊んだりすると、曲に昇華できそうなインスピレーションがたくさん湧くんです。音楽を作る上でも、もっと気軽でいていいし、たくさん友達と会っていこうと。日常で起こる些細なことを書いていきたいから、自分自身も日常に馴染んで暮らしていきたいと思ってますね。

ーーふみのさんにとって「東京」はどんな場所ですか?

ふみの:東京で生まれ育ったので、私にとっては生活をする上で当たり前な場所なんですね。でも、「東京」っていうタイトルをつけた時に、私が見る東京と、上京してきた人が見る東京と、地方から見る東京のイメージをかなり調べました。東京のことを調べたり、お台場の風景を映した動画のコメント欄をずっと見てましたね。

ーーいろんな東京に対する視点が入ってる?

ふみの:はい。でも、最終的には、私目線をメインに描いた楽曲になってると思います。〈まだ頑張れちゃうから ここに生きる〉っていうのは私の作曲メモに入っていた言葉ですね。上京した人にとって東京はキラキラして見えるから、頑張らなきゃいけないって気合が入る。でも、東京に住んでる人はここが家だからこそ、頑張りたくなくても頑張るっていうのが当たり前で。どっちにしても結果、ここで生きていくんだ、みたいな意味で入れましたね。

ーーまた、この曲には過去、現在、未来という時間軸が混在してますが、現在から過去や未来をどう見てますか。

ふみの:年齢を重ねても、ずっと変わらずいられてるなってのはありますね。あまり先のことを考えないタイプなので、とにかく今を必死に生きていたい。未来のことを想像して、その未来のためにこうしようって考えるよりは、今できる最大のことをやる方が、自分のパフォーマンスも良い気がしてますね。そしてさらに現在は、何かを選択したあとに、その実感がないまま時が流れてしまわないよう、選択のその先の顛末まで見つめたい、実感したい、というフェーズになっています。今できる選択をより大事にしていきたいという気持ちがどんどん強まっているのかもしれません。

ーードラマと主題歌を楽しみにしてる人には、どんなメッセージが伝わるといいなと思いますか。

ふみの:「東京」というタイトルなんですけど、どこに住んでいる方にも当てはまる内容だと思っていて。たとえば、〈時々隠したくなるよね/理由も大してないよね〉っていう歌詞は、思春期特有の悩みを誰にも言いたくない、恥ずかしいみたいな部分を書いていて。それがなんで言いたくないのかと思った時に、わからん、別に理由はない、みたいな気持ちで書いたんですけど、お母さんに「ここわかる。この歌詞が一番共感した」と言われたんですね。悩みって人それぞれいろんな種類があって、それぞれの事情があると思うんですけど、その中でも共有できる感覚はあるんだとその時に感じて。その言葉を聞いたことで、きっとたくさんの方に共感してもらえると確信しました。今を必死に生きる全ての方に聴いていただきたいです。

ふみの / 東京 -Music Video-

ーーMVも公開されました。

ふみの:今回は初めて、キャストの方に出ていただきました。この曲で私がMVにメインで出ていくと、あまりにも自分の物語過ぎてしまうなと思って。場所を限定したタイトルだからこそ、いろんな人に見てもらえる工夫が必要だと思ったので、キャストの方に出ていただいたんですけど、結果として第3者のそれぞれの目線で楽しく見れる映像に仕上がりました。

ーー完成した映像を見てどう感じましたか?

ふみの:別の人が生きる“東京”を見れた感じがして、すごく新鮮でした。最初は、もっと東京らしい風景を入れようかみたいな案も出てて。でも、わざと特徴が突出しすぎていない街にしたんですね。さらにMV内には、作り置きのものが腐っちゃってたとか、些細な悩みあるあるをいっぱい入れてもらって。それでも生きてくみたいな部分、それでも一歩を踏み出すみたいな。あえて希望を前に出し過ぎない、ちょっと泥臭さのあるリアルな生活感のあるMVになったんじゃないかなと思います。

ふみの

ーーそして、MVの公開と同時にさまざまな発表がありました。まず、9月14日に1stアルバム『僕のすべてを知ってるような君だから』がリリースされます。

ふみの:私の芯の部分。内面を歌った曲が多いアルバムになっています。本当の意味で、私のことをすべて知っていただけるようなアルバムをつくっています。

ーーこの“君”は友達ではなくて。

ふみの:今、応援してくださってるファンの方ですね。ファンの方といっても、中には学生時代に弾き語り動画を投稿していた頃から応援してくださっている方や、『No No Girls』から応援してくださっている方、私が主題歌を担当したドラマから知って応援してくださっている方、本当に色々な方がいると思うんです。なかでもバックグラウンドを知ってくれている方が多いからこそ、「今の私」を見てほしいという気持ちもある。そういう部分で葛藤してる今だからこそ聴いてほしいアルバムっていう意味で、このタイトルを付けました。だから、歌詞もよく見てほしいですし、サウンド的には、全然違うテイストの曲ばかりなので、今までの私っぽいというよりは、いい意味でいろんな今のふみのが詰まったアルバムになっているなと思います。

ーーその後はZepp東名阪ワンマンライブツアー(ふみの初ワンマンライブツアー2026「僕のすべてを知ってるような君だから」)も決定しています。

ふみの:現在開催中の路上ライブツアーで得たスキル、表現力やお客さんとのコミュニケーションとか、積んできた経験をZeppの舞台でもしっかり結実できるよう、万全な準備で挑みたいなと思ってます。

ふみの「東京」ジャケット写真
「東京」

■リリース情報
「東京」
7月23日(木)配信リリース
https://lnk.to/fumino_tokyo

1stアルバム『僕のすべてを知ってるような君だから』
収録曲:デビュー曲「favorite song」を含む既発曲4曲、「東京」、新曲を含む全11曲収録予定
※詳細は後日発表

ふみの ワンマンライブツアー『僕のすべてを知ってるような君だから』キービジュアル

■公演情報
『僕のすべてを知ってるような君だから』
9月20日(日)Zepp Nagoya
9月21日(月・祝)Zepp Namba
9月27日(日)Zepp DiverCity
チケット先行:ふみのオフィシャルファンクラブにて受付中
https://fumino.b-rave.tokyo/news/516/

■作品情報
『Tokyo middle 30』
放送局:フジテレビ系
放送日程:7月22日スタート/毎週水曜22時~22時54分
主題歌:ふみの「東京」
公式サイト:https://www.fujitv.co.jp/middle30/

■関連リンク
HP:https://fumino.b-rave.tokyo/
X(旧Twitter):https://x.com/fumino_official
Instagram:https://www.instagram.com/fumino_official/
TikTok:https://www.tiktok.com/@fumino_official
YouTube:https://www.youtube.com/@FUMINO_official

衣装:NFF(HANA KOREA)
スタイリスト:樋口芽生(YKP)
問い合わせ先:HANA KOREA
MAIL:support@hana-korea.com

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