Aqua Timez、ORANGE RANGE、YUI……アニメ『BLEACH』音楽史、20年以上の時を超えて響く名曲の数々
最前線を走り続ける『BLEACH』サウンドの現在地
2022年から放送されている『BLEACH 千年血戦篇』では、『BLEACH』らしい疾走感あふれるロックチューンもありながら、ボカロPやネット発のアーティストが起用され、今の時代性が反映されている。「青のすみか」で本格的にブレイクする前のキタニタツヤが手がけたオープニングテーマ「スカー」は、スピード感あふれるギターサウンドが、ピンクとグレーのコントラストも鮮やかなオープニング映像と相まって鮮烈な印象を放った。
キタニは原作ファンとしても知られ、2021年より各地で開催された原画展『BLEACH EX.』のテーマソング「Rapport」、展示イメージソング「タナトフォビア」も手がけた。また、澤野弘之がプロデュースするSennaRinの1stシングルリード曲「最果て」が、エンディングテーマに起用されたことも印象的。静けさをまとったディープなサウンドと、SennaRinの圧倒的な表現力に息を呑んだ人も多かったのではないだろうか。
この『千年血戦篇』では、結成から約15年を経てメジャーデビューを果たしたw.o.d.をはじめ、ボカロPの有機酸としてキャリアをスタートさせた神山羊、TikTokで関連動画再生回数が2.3億回を記録したバズ曲を持つSIX LOUNGE、楽曲提供、コライト、ゲストボーカル参加、DJ、ボカロPなど多岐にわたる活動を行うシンガー・トラックメイカーの水槽が起用されてきた。
最終クールとなる『-禍進譚-』では、オープニングテーマにjo0jiの「I-BULL」、エンディングテーマに9Lanaの「螺旋」が起用される。「立ち向かうこと、信じること、護ること、他にも色々な姿の勇気を『BLEACH』から教わりました。なので、この曲は自分なりの勇気とは何かを提示するように作りました」(jo0ji/※2)、「『BLEACH』で学んだ宝物のような感情を胸に、懸命にそして大切に歌わせていただきました」(9Lana/※3)とそれぞれコメントし、『BLEACH』を観て育ったことを明かしている。さらに激しさを増す最終章の戦いを、両曲がどのように彩ってくれるのか楽しみだ。
常に時代の最先端を走り、その時代の音楽シーンをリードしてきた『BLEACH』の音楽は、決して人気や知名度だけに左右されることなく、音楽性の高さや原作愛の深さを指針に、タイアップの本来の意味をも超えたコラボレーションによって育まれてきた。どの曲もイントロを聴くだけで当時の映像が蘇る『BLEACH』を代表する曲であり、そのすべてがファン、そしてアーティストにとってもかけがえのない楽曲になっているのではないだろうか。現在、YouTubeの『BLEACH』アニメ公式チャンネルでは、期間限定で歴代オープニングテーマとエンディングテーマがアニメ映像とともに公開されている。この機会に、作品を彩ってきた名曲の数々に改めて耳を傾けてみるのもいいかもしれない。
※1:https://www.oricon.co.jp/news/43644/full/
※2:https://bleach-anime.com/music/op04.html
※3:https://bleach-anime.com/music/ed04.html


























