中島健人が持つ爽やかな愛とリスペクト 藤井 風、Mrs. GREEN APPLE、サカナクション……交流から垣間見える人間性

 中島健人が、レギュラーラジオ『京成電鉄 presents 中島健人のエヌトワ』(bayfm)6月20日放送回で、アンバサダーを務めた国際音楽賞『MUSIC AWARDS JAPAN 2026』(以下、『MAJ』)について振り返った。

 昨年よりスタートした『MAJ』は、「世界とつながり、音楽の未来を灯す。」をコンセプトに設立された国内最大規模の国際音楽賞。中島は初回でもアンバサダーを務め、レッドカーペットでアーティストたちにインタビューする姿は、『MAJ』の見どころのひとつとしても視聴者の心をとらえた。

 中島のインタビューの魅力は、スッと相手の懐に入っていく柔らかさ。一度会っただけでも、相手の心とスマートにハグするような物腰は、まさにアイドルとして多くのファンを包み込んできた経験があってこそだろう。どんな相手にも爽やかに愛情を示し、リスペクトと親しみをもって接する。そのプロ意識の高さ――いや、才能と呼びたくなるほどの対応力は、これまでにも数々の場面で発揮されてきた。

 そんな中島の柔らかな対応力は、アーティストたちをも魅了している。今回、「最優秀アーティスト賞」を受賞したMrs. GREEN APPLEの3人は、レッドカーペットで中島を見つけるとすぐに「ケンティーだ!」と熱狂的なファンのような素振りを見せていた。そうしたMrs. GREEN APPLEの振る舞いを「本当にいたずら好きですよ」と微笑ましく振り返る中島。そして、授賞式が始まる直前には、大森元貴(Vo/Gt)と「変な指の形でハートを送り合う」という遊びを始めたとも。まるで陰陽師が印を結ぶように指を複雑に動かして楽しんでいたそう。すると、ふたりの遊びに乗る形で、うしろから若井滉斗(Gt)が手で犬を作り、さらに藤澤涼架(Key)がリアルに印を結ぶような仕草をしてきたのだそう。

 そんな彼らとのやりとりに「授業始まる直前の生徒か!」と自らツッコミを入れながら、〈愛してるとごめんねの差って/まるで月と太陽ね〉と「クスシキ」の1フレーズを歌ってみせる。隙あらば、相手の作品に対するリスペクトを滲ませる中島のユーモラスでウィットなトークに、本人たちはもちろん、その話を聞くファンにとっても心がほっこりと温かくなるのだ。

 グランドセレモニーの司会を務めた菅田将暉とも「15年前の月9(フジテレビ系『大切なことはすべて君が教えてくれた』)で共演してから実は仲がいいんですよ」と裏話を披露。レッドカーペットでは菅田から「ちょっと困ったら『ケンティー!』(と呼びつける)みたいなことになるかもしれないけど」と頼られると、中島はすかさず「いつでも行くから! オアシスなんでしょ、俺? いつでも水分補給して!」と流石の切り返しで笑いを誘っていた。

 『MAJ』で中島がインタビューを行ったのは、国内外を問わず1時間で20組に上るという。どのアーティストに対してもフレンドリーなトークを展開していた中島だったが、唯一悔いを残していたのは「怪獣」で「最優秀楽曲賞」を受賞したサカナクションとのセッションだ。「本当に好きな曲がたくさんあって」と、かねてより敬愛していることを明かす中島。その緊張ゆえに、「もっと楽しくラフに話しかけたかったんですけど、普通の会話形式になってしまった」というのだ。

 また、山口がラジオ『サカナクション山口一郎のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)6月16日放送回で、「中島健人くんと並んだときの俺って、なんかもうダンゴムシみたいじゃん(笑)」「中島健人くんとか初めて会ってるからさ、俺がこういうキャラクターとか、たぶん知らないじゃん?」「“サカナクション 山口一郎”とか、名前から堅いじゃん」と自虐気味に語っていたのもチェックしていた中島。“ダンゴムシ”どころか「僕からしたら、音楽の神様」と話し、山口のキャラクターも理解していた上で「真面目な会話になってしまったことを、僕は『忘れられないの』と自身が好きだというサカナクションの曲名に掛けてコメント。お互いの心境をラジオ越しに明かし合ったことで、次に顔を合わせたときにどのようなやりとりが生まれるのか。そんな楽しみもひとつ増えた。

 また、楽しみといえば、中島と今回「Prema」で最優秀アルバム賞に輝いた藤井 風(Fujii Kaze)との絡みは、昨年に続いて「ずっと観ていたい」とファンからのコメントが殺到。ふたりはプライベートでもお互いの作品についてのリスペクトを伝え合う仲だ。レッドカーペットの上でも「セクシーサンキュー」と言う中島に、藤井が「Oh no! 〈Cause we are Hyper Sexy Sexy/I am Crazy Sexy Arty〉」と中島の「IDOLIC」のフレーズを口ずさみ、ふたりで肩を寄せ合って踊り始めるシーンもあった。

 ラジオでは、授賞式が終わったあとも「I love you so much」「I love you, too」と、「愛を伝え合う時間」だったことを明かした。魂が通じ合う――そんな言葉を使いたくなるふたりが、互いの作品に触れ、まさに化学反応を起こすような時間にワクワクさせられるのだ。

 相手の表現を深く受け取り、心を動かされた理由を自らの言葉にする。そうして得た刺激は、中島自身の作品作りにも確かに還元されているのだろう。レッドカーペットで藤井が「突き抜けたって感じ」と評した中島の「IDOLIC」は、アイドルとしての人生を背負いながら、アイドルという枠を超えて進化していく覚悟を示した1曲だ。

 多くの人が思い描くアイドルの理想像を貫きながら、“中島健人”という唯一無二の存在感を築いてきた。そして、アンバサダーとしての活躍だけでなく、アーティストとして「ルビー(『MAJ』のトロフィー)を絶対獲りに行きたいと思います」とファンに約束した中島。さまざまなアーティストを敬愛し、その魅力を言葉にして伝え、受け取った刺激を自らの表現へと変えていく。その力があるからこそ、その日は決して遠い夢物語ではないと確信できる。中島の自信と愛に満ちた言葉から、そう感じることができた。

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