新着MVランキング:timelesz、“4分間”の決意表明 オーディションを経て辿り着いた8人の感謝と愛
MV Chart Forcus
毎週更新される「YouTube Music Charts」ウィークリー ミュージック ビデオ ランキングより、MVをはじめとした音楽関連の新着動画から上位10作品/楽曲を取り上げ、ランキング化&レビューしていく連載「MV Chart Focus」。4月3日〜4月9日のウィークリー新着のTOP10は以下の通り(※1)。
1位:timelesz「4分間だけ時間をください」MV YouTube ver
2位:BTS「Hooligan」MV
3位:Mrs. GREEN APPLE「インフェルノ」from『ゼンジン未到とヴェルトラウム〜銘銘編〜』
4位:NiziU「Too Bad」MV
5位:ちゃんみな「FLIP FLAP」MV
6位:アイナ・ジ・エンド「ルミナス - Luminous」MV
7位:桑田佳祐「人誑し / ひとたらし」Anime Lyric Video
8位:ヨルシカ「茜」MV
9位:BUMP OF CHICKEN「ray」from『BUMP OF CHICKEN TOUR 2024 Sphery Rendezvous』
10位:中島健人「最初はキュン!」MV
今回取り上げるのは、timeleszの「4分間だけ時間をください」。本作は4月29日にリリースされるニューアルバム『MOMENTUM』の収録曲で、「GOOD TOGETHER」とのダブルリード曲だ。これまでも彼らに楽曲提供を行ってきたAtsushi Shimada、坂室賢一が共作で手がけており、疾走感あふれるバンドサウンドが印象的な1曲に仕上がっている。また、歌詞では「あなたが笑うから この世は素晴らしい」「僕らの愛よ 届いておくれ」と、曲調と同様のどストレートなメッセージをてらいなく発信している点も潔い。新体制発足から1年。この間に支えてくれたファンや周囲の人への感謝と愛を楽曲というかたちで届けた、timeleszなりの“けじめ”とも言えよう。
MVは冒頭、原嘉孝のソロ歌唱からスタート。足場に鉄板が組まれただけのステージに天井から当たるライトのみというシンプルなセットが、真摯に歌を届けようとする彼らの姿勢を表しているかのよう。独唱が終わり、満面の笑みを浮かべる原のカットからバトンを受け取るのは橋本将生。曲に込めた思いを熱く語り、全身全霊のシャウトを披露する。続くAメロは、佐藤勝利、篠塚大輝、松島聡、猪俣周杜とメンバーが各自歌い継ぐパート。カメラに向かい、思い思いに体を動かしながら歌う姿に、それぞれの個性が見える。Bメロでは寺西拓人と菊池風磨が登場。同い年のふたりが大人の余裕を醸すパフォーマンスでしっかり盛り上がりを作り、全員で熱唱するサビへと繋ぐ。ドローンを駆使したダイナミックなカメラワークとリズムに合わせたライティングが、メンバーが放つ熱量を何倍にも増幅させ、表情豊かな一瞬を切り取っていく。大サビは菊池のハスキーで力強いソロから、橋本が伸びやかな歌声を響かせて繋ぎ、再び全員で渾身の歌唱を披露。各自好きなように体を動かしていた面々が次第にまとまり、最後に肩を組みながら「La La La…」と歌い上げるシーンには、不思議と胸が熱くなる。
ほんの1年前まで別の道を歩いていた3人と5人が、今や見事な一体感を発揮するまでに成長を遂げ、その歩みをMVを通して観客に伝えようとしている。今回カメラ目線が多いのも、そんな画面の向こうにいるファンの存在を強く意識してのことではないだろうか。本来ならもっと攻めた表現や楽曲を追求して当然なところ、あまりにもストレートな手法を選んだあたり、新メンバーオーディションを余すところなく公開してきたtimeleszらしい律儀さが垣間見える。
本作が、支えてくれた人への感謝と愛の歌というのは先に述べた通り。だが一方で、これは「ここから先も8人で」という誓いの歌であり、4分間にわたる決意表明と思えば、MVの表現方法にも彼らの矜持が見えてくる。
公開されたMVはYouTubeサイズだが、CDに収録される音源の尺はちょうど4分とのことで、そこにはより一層熱いメッセージが詰まっているに違いない。また、ニューアルバム発売後には、『We’re timelesz LIVE TOUR 2026 episode 2 MOMENTUM』と題したツアーが控えており、彼らの現在地を目撃できるまたとないチャンスも巡ってくる。グループとしてまだ多くの伸びしろを感じさせるtimeleszが、そこでどんな“4分間”を見せてくれるのか。期待が高まる。
※1:https://charts.youtube.com/charts/TopVideos/jp/weekly

























