JO1が信じる“永縁”=「EIEN」 これまでの歩みと重ね合わせながら綴られたJAMへのメッセージを読み解く

 JO1がドーム公演『JO1DER SHOW 2026 'EIEN 永縁'』を4月8日からスタートさせた。これに先立って、同公演のために書き下ろされた楽曲「EIEN」が、3月30日に配信リリースされた。

木全翔也が歌詞に込めたこれまでの思い出

 「EIEN」は、メンバーの木全翔也が作詞曲と編曲に参加した楽曲。もともとは『JO1DER SHOW 2026 'EIEN 永縁'』の入場曲として作り始めたため、当初は2分半ほどの短い曲だったそう。木全が「自信あります」(※1)と語る歌詞には、これまでのツアータイトルやライブのキーワードがいたるところに散りばめられている。〈扉開いたあの日から〉は、初の有観客ライブ『2021 JO1 LIVE "OPEN THE DOOR"』、〈どんな暗闇も乗り越える〉は、『2023 JO1 2ND ARENA LIVE TOUR 'BEYOND THE DARK'』に始まった初のアジアツアーと初の単独ドーム公演、そして彼らにとって夢であった東京ドーム公演『JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE' IN TOKYO DOME』が表現されていると推測でき、自らの思い出と重ね合わせているようでもある。

 今作を手がけた木全は、JO1の中では弟キャラ。食べることが大好きで、メンバーからも可愛がられている姿がよく見られる。そんな木全の魅力は、好きなものを全力で好きでいることだと思う。2021年に開催された初の有観客ライブ『2021 JO1 LIVE "OPEN THE DOOR"』にて、木全はJAM(JO1ファンの呼称)へ向けて、泣きながら「これからもついてきてくれますか?」と問いかけた。当時はコロナ禍で思うような活動ができず、さまざまな制限があるなかでやっと開催できた有観客でのライブだった。筆者は実際に会場で観ていて、アイドルになる夢を叶え、メンバーとステージに立ち、初めてJAMを目の前にした木全なりの全力の愛情表現のように感じられた。

[𝐏𝐋𝐀𝐍𝐉] ORIGINAL:'easy life' – SYOYA

 木全はこれまでにもJO1の楽曲制作にたびたび参加しており、自身のソロ曲「easy life」には愛猫・wasabiが鳴き声で登場したり、同じくソロ曲「Puppet Land」では大好きだというキャラクター・パペットスンスンに熱烈オファーをしてコラボレーションが実現したりと、楽曲でも好きなものにまっすぐ。佐藤景瑚が「本当に音楽の才能がすごい」(※2)と彼に対して語るように、JAMの予想をいい意味で裏切るような楽曲を作り、楽しませてきた。今回の「EIEN」はストレートな歌詞で、メンバーやJAMへの感謝の気持ちが伝わってくる。何にでもまっすぐ向き合い、ストレートに言葉を伝える木全の姿がメンバーに刺激を与え、結束力に繋がっているのかもしれない。

 SNSで公開された「EIEN」の“Color-Coded Lyrics”には、〈never ever stop〉〈take you to the TOP〉〈make it all mine〉〈描く未来 全て懸けて〉に下線が引かれている(※3)。これはおそらく、JO1からJAMへ向けたメッセージということなのだろう。彼らは永い縁を大切にしながら、これからも“TOP”を目指して走り続けていく。

※1:https://nonno.hpplus.jp/entertainment/ikemen/349371/
※2:https://i-voce.jp/feed/2816700/
※3:https://x.com/official_jo1/status/2039251431027605771

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