櫻坂46、国立2DAYSで“進化”を証明することができるか? 5周年の節目に刻むライブグループの現在地
櫻坂46が4月11日、12日に東京・MUFGスタジアム(国立競技場)で『5th YEAR ANNIVERSARY LIVE』を開催する。グループにとって初のMUFGスタジアム公演であり、結成5周年という大きな節目に用意された、過去最大規模のステージだ。今の櫻坂46にとって、この舞台は自分たちが積み重ねてきた5年を祝う場であると同時に、ライブグループとしての現在地を最大のスケールで証明する場でもある。
山﨑天、松田里奈の言葉が裏付ける“ライブ”というステージへの自信
公式特設サイトで公開されている「SAKURAZAKA46 5YEAR JOURNEY」には、「櫻坂46として活動開始」からはじまり、デビューカウントダウンライブや『BACKS LIVE!!』、『W-KEYAKI FES.』の開催、三期生加入、そして四期生加入まで、グループの歩みを形作ってきた出来事が並んでいる(※1)。そこから見えてくるのは、櫻坂46がその時々の変化や不安を、常にライブの場で更新しながら前に進んできたグループだということだ。だからこそ今回のステージも、過去を懐かしむという意味合いだけではなく、変化を重ねながらここまで到達したグループの“今”を見せる2日間になるはずだ。
そのことを強く印象づけたのが、やはり2025年の『5th TOUR 2025 “Addiction”』だった。愛知、福岡、広島のアリーナ公演を経て、東京ドーム3DAYS、さらに京セラドーム大阪2DAYSへとたどり着いたツアーは、櫻坂46が今や大規模会場でこそ真価を発揮するグループであることを示した。広い会場になればなるほど、フォーメーションの緻密さ、ダンスの切れ味、照明や映像を含めた空間演出の強さが際立っていく様を、私たちは目撃してきた。4月8日にはそのツアーファイナルを収めた映像作品もリリースされたが、それは単なる記録映像ではなく、櫻坂46がこの数年で到達したライブ表現の強度を改めて確認させるものにもなるだろう。MUFGスタジアム公演は、その延長線上に置かれた新たな勝負の場だ。
ライブに向けたインタビューで、山﨑天は「私たちのことを広く知ってもらうために、ライブという場で自分たちの個性や魅力を発揮していきたい、一度観たら絶対に引き込んでいける……それくらい櫻坂46にとってライブは一番の武器になると、自信を持ってお届けできるものだし、そこに対しての不安はないと思っています」と語っている(※2)。キャプテンである松田里奈もまた「櫻坂46はバラエティ番組などでも活動しているメンバーも多いですが、それもすべて『最終的にライブにたどり着いてくれたら』という思いで臨んでいて。ライブに来てもらうためには、まずは自分たちのことを知ってもらわなきゃいけない」と最終的にライブへと繋がっていく感覚を口にしていた(※2)。実際、今の櫻坂46を語るうえで、ライブを抜きにすることはできない。クールで鋭利なパフォーマンス、楽曲ごとに切り替わる表情、そして大人数グループならではの群像物語。そのすべてが最も濃く立ち上がるのが“ステージの上”だからだ。MUFGスタジアムという舞台は、そうした櫻坂46の最大の武器を、これまで以上に多くの観客へ届けるための場所でもある。
それを踏まえると、今回の見どころとして特に注目したいのは、やはりセットリストである。5周年ライブである以上、そしてここまで歴史を振り返っている以上、初期の表題曲から現在に至るまで、どのように5年の流れを編み上げるのかは大きなポイントになる。「Nobody's fault」や「BAN」が持つ張り詰めた緊張感、「Start over!」で一段階強まった攻めの姿勢、さらに「自業自得」や「I want tomorrow to come」で見せた表現の深みやスケール感は、それぞれ異なる現在地を映している。今回のライブで問われるのは、過去曲を振り返る行為そのものではなく、それらの楽曲を“今の櫻坂46”がどう更新して見せるのかという点にあるのではないだろうか。






















