櫻坂46、国立2DAYSで“進化”を証明することができるか? 5周年の節目に刻むライブグループの現在地

継承と進化が編み上げる“次の櫻坂46”

 今回の公演でもうひとつ注目したいのは、櫻坂46が“5年の歴史”と“現在地”だけでなく、“次の櫻坂46”まで見せられる状態にあることだ。二期生が長くグループの中心を担い、三期生がそこに新しい勢いを加え、さらに今は四期生が次の櫻坂46を形作り始めている。14thシングル表題曲「The growing up train」のフォーメーションに山川宇衣、浅井恋乃未、佐藤愛桜の3人が入ったことは、その変化を象徴する出来事だった。さらに5月には『14th Single BACKS LIVE!!』、6月には『四期生LIVE』も控えている。つまり今回の公演は、ここまで積み上げてきた櫻坂46の強さを証明する場であると同時に、グループの層の厚みがはっきり見えてくる場でもあるということだ。過去を振り返るだけではなく、未来の輪郭まで見せることができる。その点に、今の櫻坂46の充実ぶりが表れている。

櫻坂46『The growing up train』MUSIC VIDEO

 また、櫻坂46のライブが高く評価されている理由は、単にパフォーマンスの熱量が高いからだけではない。大きな会場になればなるほどステージとの距離を感じる観客も出てくるが、櫻坂46はそうした空間の広さのなかでも、できるだけ一人ひとりに届くライブを目指してきた。激しいパフォーマンスや緊張感のある世界観を武器にしながらも、初めて観る人が置いていかれない開かれた空気があること。それが、櫻坂46のライブが支持を広げてきた理由のひとつだろう。今回のような大きな会場は、そうした強みがよりはっきり見える舞台になりそうだ。

 向井純葉が直近で語った「常に新しい刺激を感じていただけるグループになりたい」という言葉通り、今回の公演もまた、過去を振り返るためだけのライブではなく、その先の櫻坂46を予感させる場になるはずだ(※3)。今回のMUFGスタジアム公演で示されるのは、ここまで積み上げてきたものを土台にしながら、さらに先へ進もうとする“今の姿”である。櫻坂46の現在地とその先への広がりを、はっきりと感じさせる2日間になるはずだ。

@sakurazaka46.officialtk Sakurazaka46 5th YEAR ANNIVERSARY LIVE 2026年4月11日(土)・12日(日) MUFGスタジアム(国立競技場) #櫻坂5thアニラ #櫻坂46 #Sakurazaka46 #sakurazaka46_TikTok ♬ Buddies - 櫻坂46

※1:https://sakurazaka46.com/s/s46/page/5th_anniv_journey
※2:https://l-tike.com/concert/feature/sakurazaka46/26031500/
※3:https://realsound.jp/2026/03/post-2323188.html

ONE OK ROCK、櫻坂46、Mrs. GREEN APPLE、TWICE……MUFGスタジアム(国立競技場)が刻む新たなライブシーン

ネーミングライツによって“MUFGスタジアム”という名称になった新国立競技場。新たな歴史を踏み出した今、特に今年4月は毎週末音楽…

【櫻坂46座談会】武元唯衣×向井純葉×村山美羽×浅井恋乃未が語るグループの変化、国立公演への覚悟

櫻坂46の『The growing up train』が3月11日にリリースされた。今回、リアルサウンドでは、グループを支え続け…

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる