ICExの終わらない青春、ドーム・国立競技場を見据える8人の煌めき 3周年記念ライブ詳細レポ

ICEx、3周年記念ライブ詳細レポ

 2026年3月22日、神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにて8人組ダンスボーカルユニット・ICExが『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』を開催した。同ライブのテーマは、“学校”。まるで学生時代に戻ったかのような青春のきらめきに満ちた、約2時間のステージの模様をレポートする。

ICExが繰り広げた“可能性”を感じるステージ

 8人それぞれが“転校生”として紹介されたオープニングVTRが終わると、メンバーは客席から登場。割れんばかりの歓声を浴びながら、校舎風のセットが組まれたステージに“登校”していく。全員がステージに到着すると、他己紹介ソング「We're ICEx!」でライブをスタートさせた。一気に会場を盛り上げると、千田波空斗、筒井俊旭、竹野世梛、志賀李玖、阿久根温世、八神遼介、山本龍人、中村旺太郎の順に改めて自己紹介。志賀が「楽しむ準備できてますか! 最後まで楽しんでいってください!」と呼びかけて、再び映像へ。

『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)

 転校生たちの授業中の様子が映し出され、「まるで全部最初から知っていたかのように何でもインストールしてしまう。すごい人たちだ」とナレーションが流れると、メンバーたちが再びステージに登場。机と教科書、筆記用具などを使って、「インストール」で数学の授業を表現していく。楽しげな様子は、まるで男子高生の日常を覗いているかのようだ。英語の授業に見立てた「Maniacs」では、途中から歌詞を英語に変えて歌い、筒井による英語の授業もスタート。「Repeat after me!」とコール&レスポンスで大盛り上がりしていた。

『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)
志賀李玖
『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)
千田波空斗
『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)
中村旺太郎

 場面は放課後へ。ストンプのようなパフォーマンスの「ダイ キ ライ」で掃除を終えると、下校時刻だ。8人はカラオケに向かい、超特急の「超えてアバンチュール」を筒井が選曲する。変顔パートは筒井が担当し、客席を巻き込んで大暴れ。

『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)

 「ヘドバンタイム! みんな、頭振ってくれ」と煽り、〈キミのせい? キミのせい?〉と声を合わせたり。会場全員で楽しむと、その勢いのままセットの2階部分に移動し、M!LKの「好きすぎて滅!」へ。とにかく歓声やコールの声が大きく、セリフが聞こえないほどの盛り上がりであった。カラオケのあとは、帰り道。筒井、山本、竹野、八神が「Give Me!」、志賀、中村、阿久根、千田が「Our Story」を、夕暮れを思わせるようきらめく空間の中でパフォーマンスし、盛り上がりの余韻に浸っていく。

『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)
阿久根温世
『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)
筒井俊旭

 場面が切り替わるが、まだまだ1日は終わらない。竹野が学校にスマホを忘れてしまったようで、メンバーを誘って夜の学校に忍び込む。懐中電灯を持ってステージに登場した8人は、「Cyber Groovin’」で校内に侵入していく。到着したのは音楽室のようだ。ピアノの音が鳴り響いてどことなくおどろおどろしい雰囲気になると、「Under Water」が始まる。スタイリッシュなパフォーマンスと夜の音楽室という組み合わせが絶妙にマッチしており、新たな化学反応を生み出していく。そこは突如、恐竜、うさぎ、機関車、くまの着ぐるみが登場。8人+4体で「ロボハ」をパフォーマンスしていった。無事竹野のスマホは見つかり、それぞれ家に帰っていった。

 学校生活と言えば、“イベント事”も欠かせない。学園祭のシーンでは、燕尾服風の衣装に身を包んだ中村、阿久根、筒井、山本、竹野による「CANDY」で喫茶を、志賀のギターに合わせて千田と八神が歌う「青と白」でバンドステージを表現。続くミスターコンのシーンではメンバーが一人ずつ登場し、客席をウォーキングしてからステージに戻っていく。まるで本物の学園祭に紛れ込んだかのような感覚だ。「もっと盛り上がれますか! みんな声出して!」という志賀の言葉で、会場中にコールが巻き起こると、そのまま「シブヤ 午後6時」へ。途中のソロダンスパートでは、思い思いに決めポーズをとって会場を沸かせていた。

『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)
山本龍人
『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)
竹野世梛
『ICEx 3rd Anniversary Concert 2026 "ICEx School“』(撮影=笹森健一)
八神遼介

 MCでは、それぞれの学生時代を振り返る。筒井は美化委員や風紀委員、志賀は学年委員長を務める優等生タイプ。一方、阿久根はサッカーに明け暮れており、「どうしようもねぇ奴だったよ」と話す。さらに山本は、給食で大好きなししゃもを食べまくり、「ミスターししゃも」というあだ名がつけられていたと、笑いを誘っていた。

 ここで再び物語の中へ。スポーツ大会の季節になり、ライバル校である灼熱高校、通称・バーニングスクールとの対決が幕を開ける。ダンストラックでライバルとなるダンサー8人が熱いダンスを見せつけると、青と白のスポーツウェア風衣装に着替えたメンバーも登場。まずは「Miracles」のバスケ対決で見事ICExが勝利を収める。続けて、ミュージカルのようにダンサーたちとフォーメーションを組みながら、「理想郷」、「ALPHA」、「ビリミ」のメドレーへ。歌だけでなく、ダンサーたちとの一体感で魅せるパフォーマンス力の高さにも目を奪われてしまう。しかし、相手は強豪校。山本が「このままじゃ勝てない。だからみんなの力が必要です」と客席を煽り、タオル曲「CARNIVAL」で応援合戦のように声を出していく。

 そして最終対決の「Da-Da-Da」へ。ステージに映し出されていた赤と青の炎のように、クールさと熱さを持ったパフォーマンスで観客を魅了していった。志賀の「次で最後の曲になります」という言葉で始まったのは、同ライブのための新曲「Glory Days」。〈青春のキラリ〉という言葉通り、キラキラと眩しい姿を見せて8人はステージを去っていった。

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