WOLF HOWL HARMONY、“from JAPAN”として見据える未来 ポルトガル語を含む歌詞だから大切にしたいもの

WOLF HOWL HARMONYが見据える未来

 海外活動を経て、アーティストとしてさらなる進化を遂げたWOLF HOWL HARMONY。EP『tera』には、メンバー自らアイデアを出し合い、ブラジリアン・ファンクを取り入れた挑戦的なナンバーから情感豊かなバラードまで、今の彼らだからこそ表現できる4曲が収録されている。TikTokライブ等をきっかけに海外からの注目も急上昇している今、彼らが“from JAPAN”として見据える未来とは。

 リアルサウンドでは楽曲に込めたこだわりやMVのコンセプト、そしてファンとの絆を再確認しているリリースイベントの感想を語ってもらった。また、メンバーそれぞれの個性が光る「やめたいクセ」についてのトークも。グローバルな飛躍を予感させる4人の、リアルな熱量を届ける。(編集部)

リリースイベントで高めるLOVEREDとの絆

――現在EP『tera』のリリースイベント開催中ですが、いかがですか?(※取材は3月上旬に実施)

RYOJI:去年の年末から今年の始めは海外での活動が多かったので、まずは日本の皆さんに会うことができてうれしかったです。行けていない場所もありますけど、全国各地に行けるのもリリースイベントならではですしね。みんなに挨拶ができてうれしかったですし、LOVEREDの皆さんに会えてほっとしました。

HIROTO:リリースイベントはLOVEREDの生の声が聴ける機会。ひさしぶりに会う方もいらっしゃるし、直接愛を伝えてもらえる機会はすごく大事だなと感じました。

SUZUKI:単独ライブやイベントでのライブだと、ステージのコンセプトをいろいろ考えるんですが、リリースイベントは「とにかく来た人と楽しい時間を共有したい」がテーマ。いつものライブとはまた違う雰囲気があります。距離感も近いですし、コミュニケーションもとれるし、自分たちとLOVEREDの皆さんとの関係性をより深める時間になっていますし、自分たちにとってもすごくいい時間になっているなと感じます。

GHEE:僕らは、リリースイベントは“愛を交換する場所”と言っています。来てくれた人に感謝の気持ちを伝えて愛を交換する場所になっています。もちろん目的はEP『tera』をたくさんの人に聴いてもらうため。そのために、まずはパフォーマンスを見てもらうということは、すごく意味もあるなと思っています。

WOLF HOWL HARMONY HIROTO
HIROTO

――リリイベでも披露されている新曲「Gachi Funk」はまた新しいWOLF HOWL HARMONYを見せる楽曲ですね。最初に聴いた印象を教えてください。

GHEE:今回は初めて、僕も少し制作に携わらせてもらったのですが、ブラジリアン・ファンクといったブラジルのファンク……ブラジルでは「ファンキ」と呼ぶんですが、ファンキが取り入れられていて、自分のルーツに合いそうだなと思いました。

――制作時点で、そういう楽曲が欲しいという提案をしたのでしょうか?

GHEE:いや。僕たちとしてはライブで盛り上がる曲が欲しいという提案をさせてもらっていて。LOARさん、Chaki Zuluさん、Alenoiseさん、Marcello Jonnoさんといった制作陣が、僕がブラジルにルーツがあるということからブラジリアンファンクを作ってくれたんだと思います。

RYOJI:ずっと、ブラジルというGHEEのルーツを音楽で表現しないといけないと思っていたんですよ。家族はブラジルに住んでいるから、ライブをしに行くとか、音楽の力でブラジルの家族に会いに行くということは絶対にいつか叶えないといけない。HIROさんともずっとそういうお話しをしていたので、この曲が来て「やっときたな」と思いました。歌詞が入る前のデモの状態で、ポルトガル語っぽい宇宙語が入っていたので、「これを歌うには、ちゃんと勉強しないといけないな」とも思いました。

GHEEが作詞に参加した「Gachi Funk」で大切にしたものは?

WOLF HOWL HARMONY GHEE
GHEE

――今回GHEEさんが作詞にクレジットされていますが、制作に関わったというのはどういった形だったのでしょうか?

GHEE:リリックのポルトガル語の部分やサビ、最後のみんなで歌う〈Na Na Na Na Na〉のところですね。僕一人で考えたというよりは、みんなで「このワードはどう?」とか「この言い方だとどうかな?」とセッションしながら作っていった感じです。AlenoiseさんとMarcello Jonnoさんはポルトガル語を話せるので、「ここはこういう言い回しのほうがイケてるよ」というのを考えてくれたりしました。

――ポルトガル語の部分だと〈焦らず acelerado/Só no passo quebrado/拳掲げ舵とった行き先は Já marcado〉あたりでしょうか。私もポルトガル語がわからないので、しっかりとした意味は分かりきれないです。

GHEE:〈焦らず acelerado/Só no passo quebrado〉のところは「焦らないけどエンジンはフルスロットルで」みたいな意味で、〈行き先は Já marcado〉は「行き先はピン留めしてあるよ」みたいな意味ですね。あとは日本語の使い方にもこだわっていて。〈ガチな〉とか〈わかんねーけど〉は若者のスラングフレーズみたいな感じで入っていたらかわいいかなと思って入れました。キャッチーですし。

――この曲がブラジルで流行って「わかんねーけど」という日本語をブラジルの方々が使っていたら面白いですよね。

GHEE:そうですよね。今はLOVEREDのみんなが無理やり「わかんねーけど」って使ってくれてます。「明日のリリースイベントで『Gachi Funk』やるんじゃない? わかんねーけど」みたいに使ってくれます(笑)。

WOLF HOWL HARMONY RYOJI
RYOJI

――では、この曲を歌ううえで大切にしたことや意識したことを教えてください。

RYOJI:僕は始まりのところを歌っているんですが、たぶん自分史上一番低いんですよ。とはいえ、地声も低いし、低音を出すこと自体はそこまで大変ではなかったんですが、〈準備は万端〉というフレーズがあって。曲の始まりでもあるし、それこそ“準備万端である”ということを低音で表現するのが難しかったです。狼煙を上げるようなイメージにしたかったので、エッジボイスをプラスするなど、〈準備は万端〉というワードのニュアンスはかなり研究しました。

SUZUKI:今回は僕もラップを歌っているんですが、“SUZUKIが歌っている”ということがわかるようにしたくて。インパクトが残るように意識しました。

WOLF HOWL HARMONY SUZUKI
SUZUKI

――ラップはマイクリレーですもんね。“SUZUKIが歌っている”というのを出すためにどのようなことに注力しましたか?

SUZUKI:よりエッジを立たせるようにしました。それが僕の声の特徴でもあると思うので。あと、ブラジルにフォーカスを当てた楽曲ですし、海外をより意識するようになったので、英語の発音も今まで以上に調整しました。そこかはかなり大変でしたね。

GHEE:「Gachi Funk」は今まで以上に、日本だけじゃなくて、世界中にこの曲を広げていきたいと思っているので、英語の発音、ポルトガル語の発音はかなり意識しました。あとはガヤですね。この曲はガヤで盛り上げたいと思ったので、みんなで大きい声出したりして。楽しかったですね。

――ブラジリアン・ファンクというのは、グルーヴやリズム感も普通のファンクとはちょっと違ったりするのでしょうか?

GHEE:そうですね。でもそこは普段からみんないろんな曲調のものを聴いているので、割とすぐに掴めました。それよりも意識したのは、元気さやバイブス。音源からバイブスが伝わってほしいです。

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