SKE48 倉島杏実、坂本真凛、青海ひな乃、大村杏、河村優愛 座談会 “期間限定”のアイドル活動に感じる焦りと今できること

愛知・名古屋を拠点に活動し昨年17周年を迎えたSKE48が、2026年3月18日に、36thシングル『サンダルだぜ』をリリースする。AKB48グループが脈々と受け継いできた王道アイドルソングで、眩しい日差しが恋しくなる楽曲だ。
そこで、同曲の選抜メンバーを務める、倉島杏実、坂本真凛、青海ひな乃、大村杏、河村優愛の5名にインタビュー。今作で初めてセンターに立った大村の心境や、彼女を見守っている先輩メンバーらの心境、そして同曲の歌詞に書かれた“時が過ぎることへの焦り”についてもじっくり話してもらった。(松本まゆげ)
「歌詞から秋元先生のメッセージを受け取りました」(青海)

ーー表題曲「サンダルだぜ」は、明るくてみずみずしい楽曲ですね。
坂本真凛(以下、坂本):そうなんです。久しぶりに明るい楽曲が届いて、すごく嬉しくなりました。
倉島杏実(以下、倉島):ザ・アイドルな落ちサビやイントロの盛り上がり、チャンチャン鳴ってテンションを高めてくれるイントロと、どこを見ても真っ直ぐ王道アイドルソングで、聴いただけで元気になれますね。
大村杏(以下、大村):季節的にはまだ全然肌寒いですけど、タイトルの通り“サンダル”をキーワードにした曲なので。今から夏を楽しみにしているというはやる気持ちが歌詞から伝わってきて、めちゃくちゃ共感できますね!
坂本:そうそう、ここ最近は明るい曲調でもネガティブなシチュエーションや気持ちを歌うことが多かったんです。もちろん、そういう楽曲でしか伝えられないSKE48の魅力もあると思うので、楽曲としては絶対に必要なんですけど、やっぱり内向的なイメージがあったんですよね。だけど今回は“問いかける系”の歌詞で、相手にちゃんと思いを伝えようとしている。そこがいいなと思いました。ライブでも盛り上がる定番曲になりそうですね。
倉島:わかる。とくに夏フェスは、SKE48をよく知らない方も見てくださる機会が多いと思うんですけど、この曲はみんな一緒に盛り上がれる気がします。初見でもきっと乗れると思うので!
青海ひな乃(以下、青海):私は歌詞をじっくり読んじゃうタイプなんですけど、〈時間が経つスピード 早いと思わない?〉、〈私たちも もっと焦らなくちゃ〉といった歌詞は、秋元(康)先生からのメッセージだと感じました。アイドルってどうしても制限時間があるじゃないですか。そのなかで、どれだけSKE48として残せるのかな……って。少しの時間もムダにしないために、一日一日を大切に生きていきたいし、一つひとつのステージを大事にして、どの瞬間も見逃さないようにしないと!と改めて身が引き締まりました。
その一方で、ファンのみなさんにも「毎日を大切にしていこうね」と伝えられる曲になっているなと。ずっとSKE48にいられるわけではないので、「その日までじっくり関係を育んでいこうね、時間を大切にしようね」と、この曲を通して届けられたらいいなと思っています。
河村優愛(以下、河村):私は、〈あなたに誘われたって いつでもOK 期待してる〉という歌詞が印象的です。「向こうから誘ってほしい! 自分からは誘えないし……」という心情がすごくかわいいなって。それに、〈焦らなくちゃ〉とか、〈ダメかも〉とか、〈行けるじゃない?〉とか、語尾も女の子チックでかわいいんですけど、タイトルは「サンダルだぜ」と強めに言い切っていて良い対比になっているし、タイトルがより強調された気がします。たくさん「サンダルだぜ!」って言っていきたいですね(笑)!
大村:そして、ジャケット写真では、雲と青空をバックにしていて、『青空片想い』(※2010年リリースの2ndシングル)をオマージュしています。カラフルな衣装のメンバーたちと青空がすごくマッチしていますし、昔のSKE48を思い出して個人的にもグッと来ました。サンダルを履いて明るく踊るメンバーに注目していただきたいですし、これを聴いてより夏を楽しみにしていただきたいです。
ーーMVにもありましたが、センターの大村さんだけサンダルに装飾があるんですよね。
大村:そうなんですよ! そのサンダルを拾い上げるシーンや持って走るシーンなど、サンダルを印象付けるようなシーンもたくさん撮りました。何度見ても発見があるMVだと思うので、たくさん見返してほしいです!
「センターとして格好いい背中を見せたいです」(大村)

ーーMV撮影は、監督がテンション高く盛り上げてくれたと聞きました。
大村:そうなんです。リップシーンとかも、よく通る声で「いいね! かわいいよー!」と言ってくださるんですよ。遠い場所にいらっしゃっても大きい声で何度も言ってくださるので、私たちもノリノリでした。
ーー大村さんは今回初センターですが、緊張しませんでしたか?
大村:めちゃくちゃ緊張していました! 初めて撮ったシーンがサンダルを持って走るシーンだったんですけど、もう、本当に何もわからず……。「これでいいのかな? 大丈夫かな?」と思いつつも、思いっきり走ってみたんです。そうしたら、監督が「すごくいいよ!」と全肯定してくれて、そのテイクを採用してくださったんですよ。あの瞬間、ホッとしました。
ーーセンターとして挑む初のMV撮影だったと思いますが、どんな背中を見せたいと思っていましたか?
大村:私は、アイドルとして遠い存在にもなりたいのですが、近い存在にもなりたくて。パフォーマンスしているときは格好いい背中を見せたいですけど、オフのときはまわりのメンバーに寄り添える存在になりたいと思っているんです。とくに後輩が悩んでいるときには一番に気付いてあげたいし、できる限り寄り添える先輩でいたいですね。
ーーでは、格好良くて頼もしい背中を見せたいと。
大村:そうですね! 頼られたいです。でも……今回のMVは完全に支えられていたと思います。振り入れの時なんて、本当に緊張していて。くまさん(熊崎晴香)とひな乃さんが「大丈夫! 楽しめばいいんだよ」と言って励ましてくださったり、まわりのみなさんを不安にさせたと思うんです……。もっと成長して、みなさんが安心できるように頑張らないとですね。


ーー実際、みなさんにはどう見えていました?
青海:なんの心配もしていなかったですよ。安心して見ていました。センターだからといって、無理に「頼もしいと思われなきゃ!」と考えなくていいんですよ! 時が経てば勝手に先輩になっていくものだから、先輩が大勢いる今のうちは“みんなの妹・大村杏”としてどんどん甘えていけばいい。今回のMVでも、妹感のある杏が見られて、かわいいな、好きだなと思っていました。
大村:すごく……勉強になります!
青海:甘えられるときはド甘えしていいんだからね!
大村:はいっ!


ーー坂本さんは、今回MVに参加できなかったとのことですが(※体調不良により)、振り入れなどMV以外の現場で見た大村さんはいかがでしたか?
坂本:杏はもとからパフォーマンスがすごくて、劇場公演でも目が行くし、顔もかわいいし、おっちょこちょいキャラでもあってすごく愛おしい子なんです。「頼もしい背中を見せたい」と言っていたけど、抜けている杏も好きだから。かわいい杏のままでいてほしいなという部分はありますね。
青海:前に、ゴナジャン(※SKE48の楽曲「Gonna Jump」の略称)の煽りを失敗してたもんね(笑)。
大村:はい(笑)。『SKE48 17th Anniversary Festival 2025』のときですね。
青海:その映像を年末に(「SKE48年忘れ13時間テレビ~SKEの大晦日はまだ終わらん 2025→2026~」内で)観たんですけど、失敗したと気づいたときの顔……!
倉島:かわいかったですね、リアクションが(笑)。
坂本:そう(笑)、そういうところは変わらないでほしいなと思うんですよ。でも、「センターです」と言われたときの杏の表情を映像で観たときに、「わぁ、頼もしいな」と思ったんです。もともと熱いハートを持っている子だということは知っていましたけど、センターだと聞いてすぐに言った言葉が「引っ張っていきたいと思う」で、なかなかそこまで強い言葉を言い切ることはできないと思って。それだけ覚悟を持って今作に挑んでいるんだなと感じて、すでに格好いいなと思いますね。
大村:うれしい……!
坂本:MV撮影は一緒にいられなくてさみしい気持ちもあったんですけど、完成したMVに映っているキラッキラの杏を観て「(拍手しながら)センターだ!」と嬉しい気持ちになりました。極寒の雨の中で撮影したと思えないくらい、全員華やかでアイドルなMVでしたね。
大村:ありがとうございます!
河村:やったー!




















