AiScReam ソロインタビュー Vol.2:大西亜玖璃「愛♡スクリ~ム!」のヒットは想定外の出来事 “広がり”への感謝を語る

世界に届いたからこそ見えた広がりの理由
――Stray KidsやTOMORROW X TOGETHER、IVEなどK-POPアイドルが踊ったり、取り上げたりしていたのも象徴的でした。大西さんは、最初に見た動画で覚えているものはありますか?
大西:初めてだったかはわからないんですけど、あのちゃんさんが結構早い段階でTikTokを上げてくださっていたと思います(※1)。最初はルビィちゃんと歩夢ちゃんの部分をやってくれてて、次に四季ちゃんパートだけでやってくださっていたんです。プチバズぐらいだったのが、そこからまた大きなバズのきっかけになったのかなと思います。
――その後、韓国アイドルの方々にも広がっていきましたね。
大西:私、IVEの皆さんが好きなので、やってくださってすごく嬉しかったです。
――日本語の曲がここまで海外で流行る、というのは不思議でもありますよね。
大西:不思議です。日本語ですし、「何がいいと思ってやってくれたんだろう?」って思います。どうして気に入ってくれたのか今でも気になっています。

――ご自身では、広がった要因をどう見ていますか?
大西:三者三様のカラーがあって、真似したいと思ってくれたのかな、というのと、テンポやリズムが面白かったのかなと。ラップとは違いますが、言葉の乗り方が独特なんですよね。あと〈あ・な・た〉というフレーズが、トキメキを渡せるというか……ファンサービスのひとつとして成立しやすかったのかなとも思ったりしました。
――国や言葉が違っても届いていく様子を見て、改めて音楽には言語の壁を軽々と越えていく力があると感じました。
大西:そうですよね。日本語がわからなくても、テンポ感やリズムは共有できる。そこが大きいですよね。何より“アイスクリーム”という言葉自体も世界共通語なのも大きかったと思います(笑)。
――「◯◯よりもあなた」みたいなフレーズも、汎用性が高いですよね。
大西:いろいろ言葉遊びがしやすいですもんね。最初は普通のパターンで、次のフレーズでそれぞれが好きなものに置き換えることができたり、曲をアレンジしてくださったり。(いろんな動画を)見ていて「私たちは世界のおもちゃだ!」って思いながら(笑)。でも、思い思いの使い方で(曲を)広げてくれたから今がある。こんなふうに広がっていくんだって、当事者として体験できたのは大きかったです。

――いろいろな派生が生まれましたよね。
大西:『2025 FNS歌謡祭』第1夜(フジテレビ系/以下、『FNS歌謡祭』)で披露した時に、相葉(雅紀)さんのラムレーズンがトレンド入りして、嵐ファンの皆さんが「相葉さんの好きなアイスのフレーバー知らなかったから嬉しい」って言ってくださったりして。優しいなと思いました。こういう広がり方も新しいですよね。
――印象に残っている〈何が好き?〉はありますか?
大西:たくさんあるんですけど……『FNS歌謡祭』の時のミャクミャク様の“バニラ”ですね。「めっちゃシンプルじゃん!」って思いました(笑)。ミャクミャク様は赤と青のイメージがあるから、パッション系というか、ちょっと尖ったフレーバーを選びそうだなと思っていたら、「え、バニラなんだ!」って、驚きました(笑)。
――意外な回答でしたよね。こうしていろんな界隈の方が取り上げているのを見て、AiScReamの持つパワーもそうですし、アニメソングの可能性をすごく感じました。
大西:本当にそう思います。『ラブライブ!シリーズ』というコンテンツの楽曲という側面もありつつ、ここまで世界に広がった「愛♡スクリ〜ム!」って、改めてすごいなと思いますね。





















