Da-iCE「いつの日かドームに」 『-EntranCE-』ファイナルで示した新たな入口、熱狂のステージを振り返る

アンコールでは「サンクチュアリ」、「Live goes on」を披露

 最初こそ「2万人ってやっぱりすごいですね」「声の圧が違う」など大会場への感慨を口にしていた彼らだが、徐々に話題はあらぬ方向へ。大野と花村が『ONE PIECE』の主人公・ルフィっぽいという話題を受けて「え、1船団にルフィ2人いるの? うち」「それはキツい」といった軽口が交わされるなど、終始リラックスムードのトークを展開して和ませた。

 その後、ライブはラストスパートに突入し、開放的なポップロックチューンを中心に進行。工藤がサンプラーを駆使するダンスポップ「Clap and Clap」、ラテンビートのお祭りナンバー「スターマイン」、巨大なお立ち台のように隆起したセンターステージで披露された「DREAMIN' ON」で会場の熱気を次々と限界突破させていく。そして花村による「2000%超えていくぞー! さいたまスーパーアリーナ、かかってこいよー!」の前口上から届けられた「ノンフィクションズ」で本編を完走した。

 アンコールはピアノバラード「サンクチュアリ」で幕開け。大野が「バラードから入るアンコールは珍しい」と漏らしつつ、続くMCでニューアルバムのリリース発表を行って大歓声を呼んだのち、花村が「(新作を掲げた)次のツアーでも皆さんと素敵な時間を過ごし、いつの日かドームに行けたらいいなと思っています」と力強く告げて喝采を起こす。そして“タイトルコールじゃんけん”を制した大野の音頭でラストナンバー「Live goes on」を華々しくパフォーマンスした5人は、約2時間半に及んだショーに清々しく幕を引いた。

■セットリスト
『Da-iCE ARENA TOUR 2025 -EntranCE-』
2025年11月12日 埼玉 ・さいたまスーパーアリーナ

M01. Entrance 6
M02. BACK TO BACK
M03. SiX
M04. FAKESHOW
M05. Monster
M06. I wonder
M07. Tasty Beating Sound
M08. オレンジユース
M09. FAKE ME FAKE ME OUT
M10. Black and White
M11. Love Song
M12. image
M13. ダンデライオン
M14. CITRUS
M15. Clap and Clap
M16. スターマイン
M17. DREAMIN' ON
M18. ノンフィクションズ
<アンコール>
M19. サンクチュアリ
M20. Live goes on

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