草彅剛&香取慎吾――“永遠の少年”が演じるシングルファーザー 役を通じた子育て、そして親としての葛藤
草彅剛が主演を務める新ドラマ『終幕のロンド -もう二度と、会えないあなたに-』(カンテレ/フジテレビ系)が、10月13日よりスタートする。
草彅剛主演ドラマ『 #終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー』10月13日(月)スタート!本編映像も初解禁!https://t.co/Y04luMYEfs#新しい地図#atarashiichizu#草彅剛#TsuyoshiKusanagi pic.twitter.com/2LBwUesrm1
— 新しい地図 (@atarashiichizu) September 12, 2025
本作で草彅が演じるのは、“死”と向き合う遺品整理人・鳥飼樹。現代社会では決して他人事ではない孤独死の現場での特殊清掃や遺品整理を担う一方で、自らの意思で生前整理を希望する依頼人とも向き合う。どんな人にも平等に訪れる“死”を見つめ、遺品に込められた想いに触れていく。人生や家族、そして愛について考えずにはいられない心揺さぶられるヒューマンドラマとなりそうだ。
なかでも注目したいのは、樹がシングルファーザーであること。5年前に妻を亡くし、小学1年生の息子(永瀬矢紘)を育てているという役どころだ。草彅のシングルファーザー役といえば、2004年放送のドラマ『僕と彼女と彼女の生きる道』(カンテレ/フジテレビ系)を思い出す人も多いだろう。仕事一筋だった徹朗(草彅)が、離婚をして妻に去られた後に父親としての自覚が芽生え、娘・凛(美山加恋)との絆を築いていく、切なくも温かな時間を描き出した名作だ。
また、厳密には親子関係ではないものの、映画『ミッドナイトスワン』(2020年)での凪沙=武田健二の役も記憶に新しい。親戚の娘である一果(服部樹咲)を引き取り、献身的に愛情を注ぎながら共同生活を送る姿は、シングル“マザー”のようでもあった。
振り返れば、草彅の親友である香取慎吾も、『人にやさしく』(2002年)で明(須賀健太)、『薔薇のない花屋』(2008年)で雫(八木優希)、『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(2025年)でひまり(増田梨沙)と朝陽(千葉惣二朗)……シングルファーザーやそれに近い立場で子どもたちと共同生活を送る役柄を好演してきた。
もちろん、各作品によって彼らが演じるキャラクターの性格も、取り巻く環境も異なる。だが、共通して描かれるのは“親”としての葛藤と、子どもと心を通わせた先に待つ大きな岐路。そんな彼らの演技は多くの視聴者の涙を誘ってきた。なぜ“しんつよ”が演じるシングルファーザーはこれほどまでに人の心を打つのか。























