Number_i、新曲「未確認領域」パフォーマンスのたびに加速する説得力 “置いてかない”ことを貫く姿勢
Number_iが、8月22日放送の『ミュージックステーション』(テレビ朝日系/以下、『Mステ』)に出演。8月11日に配信リリースされた最新曲「未確認領域」をパフォーマンスした。
「未確認領域」は、歌詞にもある通り〈置いてかないよ〉という想いが込められた楽曲であり、ジャケット写真やMVにはピンク色がメインに取り入れられている。今回の『Mステ』もその世界観を踏襲するように、ピンク色の照明がステージを染めていた。
MVは人体を「未確認領域に満ちた宇宙」ととらえたユニークな仕上がりだったが、『Mステ』では特別なセットはなく、演出面では照明のほかにバックスクリーンに映像が投影されるのみ。加えて、前作の「GOD_i」は曲の壮大な雰囲気を高めるために大勢のダンサーとともにパフォーマンスを繰り広げることも多かったが、今回は平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太、メンバー3人のみでのパフォーマンスだった。
まるで空を飛ぶように手を翼に見立ててピンと広げたり、〈未確認領域〉のフレーズにあわせて左右に弾んだり、MVの内容とリンクしているのかお腹をさするような仕草だったり、「未確認領域」はキャッチーな振り付けが多い。そんな遊び心のあるダンスと、雲を突き破っていくようなイメージも湧くシャープなラップのギャップが癖になる。シンプルなセット、メンバーのみでの披露ということで、3人のパフォーマンスを存分に楽しめるステージだった。
「未確認領域」のパフォーマンスの全貌が明らかになったのは、8月4日に放送された『CDTVライブ!ライブ!』(TBS系)でのことだった。楽曲は7月に一部がSNSにて先行解禁されていたものの、フルサイズでの披露はこの時が初めて。放送日時点で聴くことのできた30秒ほどの音源からどんな楽曲なのか想像を膨らませながら、この日を待ち望んでいたファンも多かったのではないだろうか。
『CDTVライブ!ライブ!』でのTV初パフォーマンスでは、『Mステ』とはまた違い、曲のラストで大量の風船が上から降ってくる演出が取り入れられていた。色とりどりの風船は、「未確認領域」のMVにも登場するアイテムでもある。MVとの繋がりも感じさせながら、ポップだけれど華やかすぎない(神宮寺曰く「カーニバル・フェスティバルしすぎない感じ」)楽曲の世界観が届けられた。