『ダンバト』ファイナリスト出演の『バズリズム』収録に密着 NAOTOが語る、LDH SCREAMが目指す未来
LDHによるD.LEAGUER AUDITION『ダンバトオーディション -DANCE BATTLE×AUDITION-』(日本テレビ系/以下、ダンバト)の最終審査が、7月11日に有明アリーナにて開催される。
D.LEAGUEとは、2020年に発足した世界初のプロダンスリーグ。ヒップホップ、ジャズ、ブレイクダンスなど、ジャンルの垣根を超えて、プロダンサーが集結し、およそ半年間で総当たりのリーグ戦を行っていく。現在14のチームが参加しており、リーグ6年目となる来シーズンから、新たなチームが参戦する。それが、LDHによる新チーム「LDH SCREAM」だ。本格参戦を表明したのは、今年2月。チームディレクターを務めるNAOTO(EXILE / 三代目 J SOUL BROTHERS)を中心にして、2月からメンバーをオーディションで選考している。現在オーディションに残っているファイナリスト16名が、6月27日放送の音楽番組『バズリズム02』(日本テレビ系)のスタジオライブに登場。リアルサウンドでは、番町スタジオでの収録に密着し、同日に行われたダンバト収録の様子を合わせて、NAOTOやファイナリストメンバーのコメントを織り交ぜながらレポートしていく。
『バズリズム02』にて披露したのは、HONEST BOYZ®「First Step feat. Ashley」。ダンバトのテーマ曲であり、〈TOPまで 遠くまで〉という一節を筆頭に、歌詞全体にはNAOTO自身がこれまで経験してきた挑戦や葛藤、そして候補生のこれまでとこれからのヒストリーが重ねられている。
収録スタジオにはHONEST BOYZ®からNAOTO、SWAY、さらにファイナリスト16人が登場。ダンバトのクリエイティブプロデューサーを務めるSHIGE、Deeの姿もある。収録の流れは大きく分けて、カメラを確認しながらのリハーサル「カメリハ」、本番同様の流れでのリハーサル「ランスルー」、そして「本番収録」となる。
候補生たちにとっては、初めての音楽番組収録。各々の表情には緊張が滲んでいるものの、それよりも楽しさが勝っているというくらいに和気藹々とした笑顔も見受けられる。スタジオ内でカメリハ、ランスルーを終える毎に、前室に戻りVTRチェックをするメンバーたち。筆者の近くにいた鳥居大和をはじめ、リハ段階ですでにメンバーが汗だくになっていることに気づく。CM前に流れる「Qショット」は、NAOTOが16人をカメラの前に呼び込む“3年B組金八先生”スタイルで撮影された。
そして、いよいよ本番。NAOTO、SWAYを含めた、18人が円陣を作る。NAOTOは「今日は初めてダンバトを背負って、チームダンバトとしてこの『バズリズム02』でパフォーマンスをするチャンスをもらいました。ダンバトを応援してくれる人以外にも、たくさんの人たちがこの番組を観てくれていると思います。しっかりとダンバトの楽しさ、熱さをみなさんに届けましょう!Everybody!オー!」と掛け声を発し、地面を激しく踏みつけ、一気に全員のバイブスが高まっていく。
NAOTO、SWAY、そしてファイナリスト16人全員が主役としてのパフォーマンスであることはもちろんのこと、今回のスタジオライブで注目ポイントとなったのは事前にダンバトの番組内で行われていた「2ソロ争奪バトル」だ。SWAYのソロパートにて、2人のメンバーがユニゾンとしてパフォーマンスをするというもので、山田悠世と杉田龍之介のペアがNAOTOたち審査員の満場一致で2ソロを掴み取った。悠世は四次審査を1位で通過し、NAOTOから「一番に目が行く。圧倒的スキルもついてきている」と天性の才能とその華やかさを認められた。龍之介は、オーディション中にこれまでも高難度の振り付けを考案してきた。全くスタイルが違うからこそお互いをリスペクトしあう関係性になっている。
収録後、悠世と龍之介に2ソロのパフォーマンスについての感想を聞いてみると、悠世は「めっちゃ楽しかったです! お互いに何でも飲み込める感じだったので、息を合わせてやり遂げました」と収録を振り返る。龍之介は審査の時から2人のパフォーマンスが揃っているという評価をもらえたことに触れ、「首の角度やタメのタイミングを重要視したことがちゃんと伝わって、とても嬉しかったです」とコメントした。
またNAOTOは『バズリズム02』での収録を振り返り、「候補生たちをいつもは見る側だったんですけど、一緒にパフォーマンスするのは今日が初めてでした。みんな最初は初々しさがありましたが、今日は同じステージに立ってパワーを感じましたし、頼もしい存在になってきましたね」と語り、16名の成長を改めて感じる機会となった。また、先述したように「First Step feat. Ashley」は、候補生の心情やダンサーが夢を掴んでいく姿をリンクさせた歌詞になっており、そのこともパフォーマンスにおいて気持ちが一つになる理由になっているとNAOTOは話している。