嵐のラブソングは人生を彩り続ける 「Love so sweet」2億回再生突破、色褪せない『花男』ソングの輝き

 嵐の「Love so sweet」が「オリコン週間ストリーミングランキング」(6月11日発表)にて週間再生数110万7974回を記録し、「オリコンストリーミングランキング」において、自身初となる累積再生数2億回を突破した。

 あのイントロが流れるだけで心がときめく、そんな人も少なくないのではないだろうか。「Love so sweet」は、2020年12月31日に開催された活動休止前最後のライブ『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』のラストソングにも選ばれていたことからも、どれだけ嵐とファンにとって思い入れのある曲かが窺える。

ARASHI - Love so sweet [Official Music Video]

 2007年2月に嵐の18thシングル曲としてリリースされた「Love so sweet」。松本潤が出演したドラマ『花より男子2(リターンズ)』(TBS系)の主題歌としてお茶の間に届けられ、「ラブソー」の愛称で親しまれてきたことでもおなじみ。今年になってさらに多くの人が聴き込んでいるのは、TVerにて6月6日よりドラマ『花より男子』、6月7日より『花より男子2(リターンズ)』の無料配信がスタートしたことも大きいようだ。

 『花より男子』は、中流家庭で育った主人公の牧野つくし(井上真央)が、上流階級生まれが集まる高校へと入学するところから物語が始まる格差学園ラブストーリー。ひっそりと目立たぬように高校生活をやり過ごそうとするつくしの思いとは裏腹に、学園を牛耳る御曹司グループ「F4」に目をつけられてしまい、そこからつくしの人生は大きく変わっていくのだ。

 なかでも、大きな見どころとなったのは松本演じるF4のリーダー・道明寺司との不器用でツンデレな恋愛模様。俺様タイプな道明寺にとって、つくしは初めての思い通りにならない女子。負けん気の強いつくしは、そんな道明寺に屈してなるものかと火花を散らす。

 しかし、いがみ合っていた2人が次第に惹かれ合っていく。お互いに素直になれないくすぐったさ、ときにすれ違いによって生まれる切なさに胸が締めつけられる。それも相まって「Love so sweet」は、ドラマを楽しんでいた世代には「あのころ」が蘇る甘酸っぱい青春ソングとして浸透。リアルタイムで視聴していなかった若い世代にも、恋の始まりのシチュエーションを盛り上げる楽曲として幅広く定着していったといえる。

ARASHI - Love so sweet [Official Live Video]

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