急増するソロアーティストの日本武道館公演、その背景とは? imase、優里、syudou……躍進の理由と共通項
そしてimaseは、7月25日に初の日本武道館公演『imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN』を開催。タイトルに掲げられた『Have a nice day』は、彼のメジャーデビュー曲だ。
2000年生まれのimaseが音楽を始めたのは、2020年の秋。友人がギターを購入したことをきっかけに、弾き語りをしてみたい、という思いから自身もギターを購入。翌年の5月、TikTokに「音楽経験0の素人がオリジナル曲を作ってみた(dtm歴4カ月)」と投稿したことがキャリアのスタートだった。直後にレーベルから連絡があり、デビューに向けての準備を開始。そして2021年末、シングル「Have a nice day」でメジャーデビューを果たした。
ブレイクのきっかけはご存じの通り、「NIGHT DANCER」。Stray KidsなどのK-POPアーティストたちによる踊ってみた動画が韓国で流行したのちに、BTSのJUNG KOOKのカバー動画も追い風となり、韓国をはじめ、アジア全域でバイラルヒットを記録した。その後も「Nagisa」や「ユートピア」(映画『SAND LAND』主題歌)など話題曲を次々とリリースし、音楽シーンのど真ん中へと突き進んだ。
初のフルアルバム『凡才』のリリース後は、幅広いアーティストとのコラボレーションも繰り広げている。昨年7月にリリースされた東京スカパラダイスオーケストラの楽曲「一日花」にボーカリストとして参加し、8月、9月にはなとりとのコラボ楽曲「メロドラマ」、「メトロシティ」を発表。今年に入ってからも「いい湯だな 2025 imase × mabanua MIX」(映画『ババンババンバンバンパイア』主題歌)など、さまざまなジャンルのアーティストと共演することで、自らの音楽的な幅を広げ続けているのだ。
さらには松任谷由実とのコラボレーションも実現。“imase×松任谷由実”名義による「文通」は、ボサノヴァ的なコードワークと瀟洒なストリングスが響き合うミディアムチューン。さらに最新鋭のダンスミュージックを加味することで、現代的にしてオーセンティックなポップソングに仕立てている。まずimaseがAメロと歌詞を書き、その後のパートをユーミンが作り上げ……とリレー形式で制作されたというこの曲によって、imaseはシンガーソングライターとしてさらなる飛躍を果たすことになりそうだ。
音楽経験もなく、楽器も弾けなかったimaseは「どうやったら自分の曲を聴いてもらえるか?」という根源的なテーマに向き合い、さまざまな角度からトライ&エラーを繰り返してきた。ファルセットを活かしたボーカルスタイル、ジャンルを横断するカラフルなサウンドメイク、そして、リスナーの生活や思いを彩るリリック。彼の音楽を構成するファクターは、imase自身が見つけ、身に着けてきたものばかり。だからこそ彼の楽曲はしっかりとした説得力を持ち、幅広いリスナーを魅了しているのだと思う。
今年の4月から6月にかけて初の全国ホールツアーを開催し、全国各地の大型フェスに出演するなど、ライブも精力的に継続。7月25日に行われる初めての武道館のステージでも、imaseは軽やかで奥深いポップミュージックを心地好く響かせてくれることだろう。
■公演情報
『imase LIVE "Have a nice day" in NIPPON BUDOKAN』
日本武道館
7月25日(金)OPEN 17:30/START 18:30
<チケット>
一般発売:6月14日(土)12:00〜
チケットぴあ/イープラス/ローソンチケット
特設サイト:https://sp.universal-music.co.jp/imase/imaselive2025/
imase オフィシャルサイト:https://www.imase-official.com/
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