BAND JAMと客席ダンスタイムに続いては、後半のTREASUREの楽曲ライブパートへ。パワフルな「KING KONG -JP Ver.-」、ギターリフのメロウさがエバーグリーンな魅力の「LAST NIGHT」の後はラストの挨拶へ。

　JUNKYUによる「風邪引いたらチューするよ！　風邪ひかないでね！」というスウィートなセリフに「なんでや」「うつるやん」という冷静なツッコミが入った流れで、YOON JAE HYUKが「メンバーが喋ってるのを見ているトゥメが笑顔で、羨ましいなって...…」と言うと、「JAEHYUKの時も笑ってましたよ」「自分の時じゃなくても嬉しいよね」とフォローが入り、「だからトゥメとTREASUREはいい関係だなと思った」と言うYOON JAE HYUKの顔をメンバーが見ながら「俺らも見てるよ」という心温まる時間があった。

　この日は5月15日が誕生日だったYOSHIのバースデーサプライズがあり「この5年間、トゥメやメンバーやスタッフさんの支えもあって、今こうして皆さんの前で公演をできるということ自体が、20歳の僕からしたら考えもできなかった光景なんです。おじいちゃんになってもトゥメの最高のアーティストになりたい」と感謝を述べた。ASAHIがリーダーらしくTREASUREとコラボしているスープ春雨の告知（ASAHIがプライベートで買ったのはワンタンとのこと）を行って挨拶をしめ、「DARARI (ROCK REMIX)」「RUN」という疾走感のある2曲で本編は一旦終了。

　YGエンターテインメントのアーティストのアンコール前は、ファンが特定の曲のフレーズを歌うことが定番だが、TREASUREの日本公演は「BEAUTIFUL」。トゥメの合唱からのアンコールステージでは、トロッコに乗ったメンバーが会場を周りながら「Here I Stand」「病」を披露。撮影OKのラスト曲「SARURU」でしっとり終わるかと思いきや、アンコールが止まずもう2曲やることに。「一旦スマホはカバンに入れてもらって、ラスト2曲はペンライトだけ持って」という言葉で、ペンライトだけが揺れる光景と共に「HELLO」「BEAUTIFUL」の2曲で熱い公演は幕を閉じた。

　8月16日には大阪・万博記念公演で行われる『SUMMER SONIC 2025 OSAKA』に出演が決まっているTREASURE。帰り道で曲を口ずさみたくなるような、熱の余韻がさめないファンコンサートとなった。

■公演情報
『SUMMER SONIC 2025』
日　時：2025年8月16日（土）
会　場：大阪・万博記念公園
オフィシャルサイト：https://www.summersonic.com/

『Show! 音楽中心 in JAPAN』
日　時：2025年7月5日（土）
会　場：ベルーナドーム
オフィシャルサイト：https://show-music-core-2025.jp/