FLOW GLOW「誰も歩んだことがない、新しい道を切り拓く!」 結成以降の激動の日々と音楽で叶えたい野望

「サブカルチャー好きと音楽好きの人たちの架け橋になりたい」(水宮)

ーー続いて今年3月には2曲目のオリジナルソング「24K GOLD」が発表されました。ラップに関して、デビュー曲よりも成長したFLOW GLOWの姿が感じられますよね。

響咲:確かに活動をスタートさせてから少し時間が経ったことで、みんなラップにもだいぶ慣れてきた感じがありましたね。それをいい形で映し出したのが、この曲だと思います。曲自体すごくライブ映えすると思うし、ダンスができるメンバーもいるので、それを活かしたパフォーマンスができそうだなって感じていますね。

綺々羅々:一回聴いたら頭から離れなくなる曲ですよね。まだ世に出る前なのに、普通に電車で歌っちゃいそうになって大変でした(笑)。

水宮:危ない危ない(笑)。

響咲:サビとかは、ちょっと一緒に口ずさみたくなる感じがあるよね。

輪堂:うん。めっちゃクセになる。

綺々羅々:音楽って、そうやってクセになることが重要やからね。ライブとかでもみんなが一緒に口ずさんでくれるんじゃないかなっていう妄想をすでにしてます。会場のみんなでノリノリになれたらいいな。

響咲:前作はブロックごとにメンバーが歌いわけていたんだけど、今回は細かく掛け合いをしていく構成になっているんですよ。短いフレーズで自分らしさを出すのは難しかったけど、でもその分、普段よりも大げさに、ワッと盛り上がるようなラップを入れたりもしていて。そこが特徴的ですね。

虎金妃:ちはも言ってたけど、ユニットとして歌うときって、バトンリレーをしていくのが醍醐味でもあるんですよ。それがこの曲では細かく展開されていくので、歌っていてもすごくワクワクしました。次の人にどんなバトンを渡そうかなって考えるのが、すごく楽しいんですよね。

輪堂:うんうん。そういう部分がライブでの楽しさにも繋がるしね。

水宮:今回のレコーディングでは、自分の前のパートを歌うメンバーの声を聴きながらレコーディングできたんですよ。だからノリを合わせたりするのがやりやすかったりしましたね。

ーー2つのオリジナル曲が世に出たことで、FLOW GLOWならではの武器が見えてきたところもあるんじゃないですか?

輪堂:個性も声のテイストも違う5人が1曲の中でひとつになっていくところが、私たちにしかない大きな魅力だと思います。しかも、この5人って声のバランスがすごくいいと思うんですよ。低いところに私がいて、枢ちゃんとヴィヴィが高いところにいる。で、その間にりっちゃんと笑虎が芯のあるボイスを入れてくれるっていう。5人の声がバンッと合わさるサビではめちゃくちゃパワフルになりますしね。そのバランスがほんと神ってるなと。

響咲:確かにバランス神ってるよな。

水宮:質問の意図とはちょっと違っちゃうかもですけど、2曲を出したことによって、みんなと音楽の話をすることが多くなったのが私はすごく嬉しくて。FLOW GLOWをどういう方向性で進めていきたいかとか、次はこういう楽曲を歌っていきたいとか、そういう話をする機会が増えたので、それがきっとこれからの新しい幅、新しい武器にも繋がっていくんじゃないかなって個人的には思ってますね。

響咲:そうだね。いろんなジャンルの曲に挑戦していきたいんです。女の子5人のユニットなので、フィメールじゃないと出せない雰囲気を持った楽曲とかもやっていきたいよね。

水宮:歌が上手いメンツも多いんで、ラップを軸にしつつも、歌の魅力を活かしたような曲もやりたい。

輪堂:今までの2曲がちょっとクールな感じだから、今度はかわいい雰囲気に振り切ってもおもしろいと思うし。この5人でやればそういう世界観も絶対映えると思う。

ーー楽器経験者も多いので、トラックの制作などにどんどん食い込んでいってもいいわけですしね。

響咲:今、ショート動画ではビートに合わせてオリジナルラップをする練習をしているんですよ。メンバーそれぞれですごくおもしろい色が出ているので、ゆくゆくはそれがフルで1曲になったりしても良さそうですよね。

ーーFLOW GLOWが秘めた可能性は無限だと思います。では最後に、ユニットとして実現していきたい夢や目標を聞かせてください。

輪堂:結成当初からみんなで話しているのは、この5人でいろんなステージに立っていきたいということで。バーチャルという枠組みを超えて、リアルのステージにもどんどん進出していきたいなって。それこそ『紅白歌合戦』とか。

響咲:音楽番組には絶対出たいよね。

水宮:大きなフェスとかもね。

虎金妃:とにかくいろんなステージに立つことがメンバー共通の大きな夢のひとつ。そこに向かって行くことが活動のモチベーションになっています。

水宮:あとはサブカルチャー好きと音楽好きの人たちの架け橋になりたい気持ちもあって。今はまだそこに垣根があるような気もしているから、そこをFLOW GLOWとして壊していきたいんですよね。

虎金妃:VTuberであることの強みを最大限に生かして、世界に向けてどんどん発信もしていきたいよね。

響咲:そのためには、もっともっとラップのスキルを磨いていかなきゃいけないという大きな課題もありますけどね。

輪堂:そうだね。まだ物珍しさが先行している感じもあるので、うちらならではの音楽をここからもガッツリ見せていって、本気でやっているということをしっかり伝えたい。あれこれ言う人に対して、「実力でわからせてやる!」的な意気込みで。

綺々羅々:世界中に大旋風を巻き起こせるような、FLOW GLOWならではのインパクトをしっかり創り上げていこうと思っているので、楽しみにしていてください。

虎金妃:うん。誰も歩んだことがない、新しい道をFLOW GLOWが切り拓いていきます!

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