Caravan、久々のバンド編成ライブを堪能 初期アルバム2作に光を当てた20周年記念『新年祭』

この曲をYUKIがカバーしてくれたことで、そこから自分の道が拓けた、運勢を変えてくれた曲です──と、Caravan。そのYUKIのバージョンのドラムとベースも、椎野恭一と高桑圭だそうだ。ふたりともCaravanのバンドに参加する前の話である。なお、堀江博久は、同じくYUKIがカバーした「WAGON」(Caravanのオリジナルは「Wagon」)で弾いているという。これもCaravanと出会う前。すごい、なんか。
そして、最後にやりたいのは、Caravanという名前になって最初に作った曲です──という紹介で歌われた「Night Song」。確かに、こういう趣旨のライブなら最後にやりたいだろう、と思ったし、Caravanが歌う一言一句を聴いて、さらにそう思った。さまざまな経験を経て、それでも新しく始めると決意した頃のCaravanの心情が描かれている、と同時に、20年経った今の心情そのままでもあるように感じられて。

前述のように、アンコールの1曲目は、ひとりで「Slow Flow」を歌ったが、その前に発表あり。2024年に各地を回った、ドキュメンタリー映画『My Life as Caravan』の上映とミニアコースティックライブの追加公演を、20周年の最後の日=4月20日にユーロライブ渋谷で開催。二回公演で、チケットにCD『HOMEWORK』が付いている。『RAW LIFE MUSIC』と『Trip in the music』の前に、Caravanがひとりで宅録で作ってライブで手売りしていたデモCDで、現在、というか、ずっと入手不可能の作品である。「これだけは人に聴かせられない、恥ずかしい、と思ってたんだけど、20周年の最後だし、いいや、と」。

それから「Slow Flow」を聴かせ、メンバーを呼び込み、それぞれの挨拶や告知(4月1日にビルボードライブ東京で、Curly Giraffeが3年ぶりにバンド編成でライブを行うことなど)を経て、「Camp」。〈ラララSing a songもう一度/確かめるように歌うよ/ラララSing a songもう二度と/消えない炎を燃やそう〉のリフレインで、マイクの前から離れて歌うCaravanと共に、この日最大で最長のシンガロングがチッタを包み、2時間10分強のライブが終わった。
※1:https://realsound.jp/2025/01/post-1905582.html



■セットリスト
1.Trip in the music
2.Folks
3.Stay
4.Everyday
5.Tripper’s Anthem
6.Soul Music
7.246
8.旅について(弾き語り)
9.Over(弾き語り)
10.Feed Back
11.Think
12.Love & Hate
13.No Reason Blues
14.ハミングバード
15.Night Song
En1.Slow Flow(弾き語り)
En2.Camp
■リリース情報
Caravan20周年企画 1st & 2ndアルバム アナログレコード
2月8日(土)12:00より販売開始
HARVEST Analog Shop:https://harvest-analog.shop-pro.jp/
※限定シリアルナンバー入りは数に限りあり、無くなり次第終了
『RAW LIFE MUSIC』
SFMA-002 ¥4,620
限定シリアルナンバー入 180g重量盤
SIDE-A
01 Feed Back
02 Think
03 ハミングバード
04 Everyday
05 Love & Hate
SIDE-B
06 Camp -Band version-
07 246
08 STAY
09 SLOW FLOW
10 Night Song
『Trip in the music』
SFMA-003 ¥4.620
限定シリアルナンバー入 180g重量盤
SIDE-A
01.Trip in the music
02.FOLKS
03.Another days
04.12月
05.Little town
06.Soul music
SIDE-B
07.旅について
08.Tripper's Anthem
09.Sky high
10.No reason blues
11.Over
12.Rainman

























