Hey! Say! JUMP、8人がそれぞれ輝いて作る世界観 17年の歩みを感じた東京ドーム公演レポ
Hey! Say! JUMPの全国ドームツアー『Hey! Say! JUMP LIVE TOUR 2024-2025 H⁺』の東京ドーム公演が開幕した。12月14日の愛知・バンテリンドームナゴヤを皮切りに、年を跨いで全国4都市10公演を周る今回のツアー。本稿では東京公演の初日である12月29日公演の模様をレポートする。
“DARK&POP”をコンセプトに掲げたアルバムを携え、山田涼介が演出を担当し細部までこだわって創り上げたこのツアー。絵本の中の世界のようなロマンチックでどこか闇のあるオープニング映像が会場を温め、ステージを覆い隠していた大きな白幕が落ちるといよいよセットに乗った8人が登場。「DARK HERO」では赤い炎の特効と青いライトの対比が怪しさを増し、壮大な音楽が観客を彼らの世界へといざなう。順調にボルテージを上げていくとピエロをモチーフにした大きなフロートに乗り込み、無数の愛が溢れる会場を進んでいく。「ウィークエンダ―」ではカラフルなライトが縦横無尽に駆け巡り、髙木雄也は「みんな今日もメイクして可愛い格好してくれてありがとう。楽しいデートにしましょう」と甘いメッセージを放った。
ラテン調のサウンドで大人の色気を見せた「Never end」や海の中のような青い光が会場を満たした「ナユタの海」、伊野尾慧のピアノ伴奏とともに柔らかなハーモニーを響かせた「最後の涙」などでも、曲の世界観に見事にマッチした演出と完璧なパフォーマンスで没入感を高めていく。ライブの定番曲である「キミアトラクション」では知念侑李が「やっぱり東京、ナンバーワン!」と決めたり、「Come On A My House」では外周やバックステージを使って一緒に踊ったりとさまざまに観客を楽しませた。