IS:SUE、カッコよくも愛らしい次世代を作る“スーパーヒーロー”の姿 REBORNを魅了した初ファンコンサート
その後は「今日はREBORNのためにカバー曲を用意してきました。再び生まれ変わるという意味を込めた“REBORN STAGE”をお見せしたい」というYUUKIの言葉から、Aimerの「蝶々結び」をカバー。NANOがエモーショナルな歌声を響かせると、RINOがさらにスケール感を広げていき、YUUKIも加わったユニゾンで切なく情感のこもった心象風景を描くと、アカペラのパートやRINOがフェイクやコーラスを重ねる場面もあるなど、ボーカリストとしてのポテンシャルをダイレクトに見せつけた。続く、「STATIC」ではスペシャルバージョンとして、1階、2階、3階の観客全員を巻き込んだシンガロングとなり、会場は心地よい一体感とハッピーなムードで包み込まれた。
この後のMCでは、「蝶々結び」をカバーした理由について、“異種”として生まれ変わり誕生したIS:SUEとファンをつなぐ“リボン”という意味が込められた「ファンネームと繋がりがあると思って選びましたし、REBORNの皆さんを思って歌いました」と明かした。そして、本編の最後にはYUUKIがラップのリリックで参加した「Breaking Thru the Line」を全身全霊を込めてパフォーマンス。腕立ての姿勢から反転してブリッジで起き上がるようなアクロバティックなフリも織り込まれたドープなHIPHOPで、〈君は君 誰でもない 私らしく 今〉というフレーズを観客と共有すると、盛大に放たれ銀テープが舞う中で本編の幕は閉じた。
アンコールの声によってシステムの再起動が行われ、観客の熱気によって再び“CONECT”したIS:SUEは、「もっともっとREBONのそばに行きたい」と声を上げながら、客席に登場。至近距離で手を振りながら初披露となる「Tiny Step」を笑顔でパフォーマンス。YUUKIはこの日のステージを振り返り、「緊張とかプレッシャーとかが全て吹き飛ぶくらい嬉しくて。1曲目の最初のパートが涙で歌えないくらい目がうるうるしたくらい、幸せな気持ちにさせてくれてありがとうございます」と感激の面持ちを見せた。RINOが「みなさんにお返しできるようにこれからももっともっと成長したい」と決意を表明すると、NANOは「辛い時や不安な時は私たちのことを思い出して欲しい。曲を聴いて元気になってほしい」とメッセージを送った。
最後には「RINの分まで3人で成功させようと頑張ってきた」「RINの気持ちを背負ってのパフォーマンスができた」「次は4人でこのステージに立てるように頑張ります」とメンバーそれぞれがRINへの思いを語り、「THE FLASH GIRL」を再び披露。今度は踊らずに肩を組んで歌唱し、4人の絆、REBONとの深い繋がりを感じさせる初のファンコンサートは終了。最後まで会場内の隅々まで手を振り、「体感10分だった」と声を揃えながら、名残惜しそうにステージを後にした。