BUDDiiS、『UtopiiA』から始まる新たな青春 「愛を感じながら愛を返せた4年間」――軌跡と未来を語り尽くす
新曲「Instinctive Love」で表現する大人の一面
ーーもうひとつの新曲である「Instinctive Love」は、先ほども話題に上がりましたが、だいぶ大人っぽい楽曲です。この楽曲の世界観を表現するために、何か新たに意識したことはありましたか?
FUMINORI:僕は工夫してないです。
SHOOT:かっけえ!
FUMINORI:ようやく年相応のパフォーマンスができるな、って。でも、今までのBUDDiiSに「Instinctive Love」みたいなイメージがないので、みんなそれぞれ工夫していると思いますよ。だって、〈今夜のふたりは 愛のケダモノ〉という歌詞を歌うBUDDiiSを誰が想像できたのかっていう話ですよ(笑)。それに、メンバーが年齢を重ねてパフォーマンスした時に変化がある曲なのかなとも思います。
FUMIYA:たしかに、僕が20歳になったら急にケダモノ感が出るかもしれない!
SHOOT:僕も頑張って大人っぽさを表現しようとしました。でも、やっぱりFUMINORIさんには敵わないので、どうやったら彼に追いつくか、どうやったらケダモノになれるか……大人の色気を出そうとみんなで話し合って、歌ったり踊ったりしています。
FUMINORI:本当に(笑)?
ーーみなさん、具体的にはどんな工夫をされたのでしょうか。
SHOOT:家でリラックスしている時に、「ケダモノにならなきゃ」と思うことがあるんですよ。起き上がる時にこうやってセクシーに起き上がってみたり……。
ーーえ、本当ですか?
SHOOT:本当です。
FUMINORI:大ふざけです、ごめんなさい。
SHOOT:(笑)。でも、正直に言うと、歌はめちゃくちゃ難しいです。踊りながら高いポジションをキープして歌って、裏声も使うので高度だなと。切なさやセクシーさを出すために、じっくり踊りながら歌うようにしています。
ーー新曲2曲もそうですが、5曲それぞれ楽曲のテイストが違います。それぞれが一番得意とするタイプの楽曲を教えてください。
MORRIE:僕は「Instinctive Love」ですね。もちろんかわいい曲もBUDDiiSらしさが出ていいのですが、個人的には「Instinctive Love」のようなジャンルの曲を聴くことが多いんです。あと、僕のボーカルとしても得意なジャンルの楽曲です。
YUMA:「HONEY」かな。KAITAくんとKAZ(the FIRE)くんが作ってくれた振り付けがすごく踊りやすいんです。表情も作りやすいので、僕は「HONEY」が一番得意ですね。
FUMIYA:僕も「HONEY」! ラップもダンスも自分のキャラクターに合っているコンセプトなんですよ。それにコンセプトがかっちり決まっているから、(表情などを)作りやすかったのもあります。
FUMINORI:僕は……ふたつ言ってもいいですか?
FUMIYA:ダメです!
FUMINORI:ええ……。BUDDiiSのFUMINORIとしては「Ütopia」なんですよ。
FUMIYA:じゃあ、小川史記としては?
FUMINORI:「Instinctive Love」。
YUMA:それじゃん。
FUMINORI:自分の心の奥底では、ああいう曲がたぎるというか。
SHOOT:“タギノリ”になっちゃうんだ。
FUMINORI:そう(笑)。タギノリは昔からダンスしかやってこなかったんですけど、だからこそ「Instinctive Love」のような曲こそダンスで学んできたことが必要になるんです。なので、“得意”という意味では「Instinctive Love」です。
HARUKI:僕は「Ütopia」。BUDDiiSらしい明るい楽曲のほうが、僕はパフォーマンスしている時に表現がしやすくて。日本武道館でも、培ってきたものを表現できたなと思っています。
SHOOT:僕は5曲全部と言いたいところなんですが、ひとつに絞るとしたら「LOUD」かな。朝起きて気合いを入れるために、こういう前向きな曲を聴くんですよ。聴いているみんなにも勇気を届けられるという意味でも、パフォーマンスをしていて幸せを感じるのはこの曲です。
愛を感じながら愛を返せた4年間だったと思う(SHOOT)
ーーライブではそれぞれが得意とする楽曲でのパフォーマンスにも注目ですね。そして9月16日で結成4年を迎えます。この4年をひとことで表すとすると?
SHOOT:「4年」!
FUMINORI:そうなのよ、4年は絶対にそうだよ。
FUMIYA:せーので言って揃ったらすごくない?
FUMINORI:いいね!
YUMA:え、ひとことでしょ?
FUMIYA:うん!
FUMINORI:いきます!
全員:せーの! 「愛」「青春」「未来」「人生」「愛」!
MORRIE:――やっぱり4年間やってきて……。
YUMA:揃わない。
FUMINORI:長いな!
MORRIE:そのー、自分たちでもやってきて……。
FUMINORI:「そのー」とか接続詞を入れるな!
MORRIE:コロナ禍で始まったグループで……。
FUMIYA:(言い終わるのに)4年かかるんじゃない?
HARUKI:(笑)。
FUMIYA:ひとりずつ聞いていこう。
SHOOT:僕は最後がいいかな。いいこと言いすぎたから。
HARUKI:僕は「青春」。
FUMINORI:「未来」。
FUMIYA:「人生」。
YUMA:「愛」。
SHOOT:え! 同じ!
MORRIE:僕は「あのー……」しか言えなかった。
YUMA:ヤバすぎ(笑)。
SHOOT:もうね、愛がすべてなんですよ。みんなが僕らを応援してくれるのも愛だし、僕らがみんなを思ってパフォーマンスするのも愛だし、こうしていろいろな方とお仕事を通して出会えるのも愛だし。愛を感じながら愛を返せた4年間だったと思うんです。やっぱり、愛は世界を救うんです! ね、YUMAさん?
YUMA:その通り。以下同文!
SHOOT:YUMAとはプライベートでも「愛がすべて」って話しているんです。「広い心で愛を持とう」が僕らのテーマ。すべてに愛を持とう、という。
FUMINORI:でも、全員違いましたね。
SHOOT:HARUKIの「青春」もいいよね。
FUMIYA:「青春」っていいよね! 僕も言えばよかった!
HARUKI:青春って、感情が揺れ動くじゃないですか。BUDDiiSとしてパフォーマンスをするとファンの方が感動してくれたり、喜んでくれたり、感情が揺れ動いて、僕たちもそれに呼応するように揺れ動いて。なので、「青春」かなと思いました。
FUMIYA:素敵!
FUMINORI・MORRIE:(拍手)
HARUKI:でも、それも「愛」に繋がりますね。
SHOOT:だから、すべてのものは「愛」なんだよ!
YUMA:その通り!
FUMINORI:「愛」は無敵だなあ。
FUMIYA:「人生」はさ、大体わかるじゃん? でも、ふみくんの「未来」ってなんですか?
FUMINORI:それは――。
SHOOT:この4年が未来につながっているってことだよね? そして、その先の未来には何が必要かって、やっぱり「愛」なんだよ!
FUMIYA:いやいやいや(笑)。
FUMINORI:彼は愛の教祖です。
ーー愛が詰まった4年だったんですね。
YUMA:はい。
SHOOT:愛。
FUMINORI:「はい」みたいに言うな!