A.B.C-Z、“変わりゆく時代”を旅した新体制初ツアー 屋良朝幸登場などサプライズ連続の東京公演

 本編の最後には、高さ5メートルもある時空を旅する船「F.O.R」に乗って、王子のような白の衣装を纏った4人が登場。船体にはラジカセやビデオカセット、ブラウン管テレビなどがはめ込まれ、これまでのライブの流れを具現化するかのように、A.B.C-Zという船がさまざまに変わりゆく時代を旅してきたことを表している。

 船上で「Twilight Blue」を歌うと、戸塚が「感謝の気持ちでいっぱいです。みんなが僕たちのことを日々応援してくれるおかげで、自分たちは今、スポットライトの中にいます。みなさんが僕たちの声を聴く機会は多いと思いますが、僕たちがみなさんの肉声を聴く機会はなかなくなくて。せっかくみんながいるので、誰かのことを思い浮かべて“すっごく大好き”と言ってください」とリクエスト。会場からの「すっごく大好き」の声を両手を広げて受け止めると、頭上で大きな丸を描いた。五関は、「ライブが配信されるので、カッコいいやつやりたい」というと、「なぁぼたん(ファンネーム)、今日、楽しかったな。ぼたんが心から楽しんだから出る素敵な笑顔、まぶしかったぜ! これからも素敵な発表、そしてぼたんたちと楽しい時間を過ごせるように俺たちも頑張るから、一生ついてきてくれるか」とキザを気取った。塚田は、「『F.O.R』というツアータイトルには、僕たちからみなさんへという意味が込められていますが、4人の新体制になって感じるのは、自分たちが“F.O.R”するよりも、多くの人から“F.O.R”してもらう方が多いということ。“F.O.R”しあう関係性をこれからも高めて大事にしていきたいです。“F.O.R”はまた、向かう先でもあるので、A.B.C-Z、そしてみんなで明るい未来に“F.O.R”して行けたらと思います」と笑顔を見せた。橋本は、「今日もみんなのことが好きだな、愛してるなと思える公演でした。みなさんのパワーはすごい。そのパワーが僕を輝かせてくれる。リハの時は“橋本やる気ない”と思われるくらい、みなさんがいないとスイッチが入らない」とファンに愛を伝えると、「せっかく屋良っちが来ているので」と、16歳の橋本少年がバイクに乗せてくれた屋良に憧れて原付免許を取って、一緒にツーリングをした思い出話も聞かせてくれた。

 歌って、踊って、古きよき時代のエンターテインメントを現代に継承してくれた『A.B.C-Z Concert Tour 2024 F.O.R』は、台風のため延期となった大阪・オリックス劇場での11月3日と4日の3公演で、全13公演のファイナルを迎える。

※1:https://realsound.jp/2024/08/post-1754023.html

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