菊池風磨、田中樹とのトークに見えた『タイプロ』への覚悟と真摯さ オーディション番組の怖さを吐露する一幕も
ラジオではオーディションにかつてジュニアとして活動していた候補生の姿もあったという話になり、懐かしさと共に同じ事務所のジュニアとして活動してきたからこそ感じられるものもあったという。田中が「1回うちの事務所の経験あるとパッと瞬発的に放つ華って若干違う」と話すと、菊池も「一般の子が光るものを持ってる子もいるし、ポテンシャル高い子もいるけど。ジュニアもジュニアで光るものをみんな持ってる」と大きくうなづいた。
ジュニアを経験した候補生が一般の候補生に比べて「洗練されている」と感じられるのは、もしかしたら先輩たちのバックに立つことで、たくさんのファンの笑顔を目の当たりにするからではないだろうか。次は自分たちのファンでこの会場を埋め尽くしたいという目標を常に意識することができること。加えてファンの期待に応え続ける厳しさも、やっと見つかった光るものも磨き続けなければ輝きを維持していく難しさも知る。そして、そんな独特な緊張感を楽しめなければ一流アイドルにはなれないことを肌で感じることができる環境だからではないか。
長く愛されるアイドルとは、ファンと一緒に歳を重ねていくまさにタイムレスな繋がりを築く。菊池はこのオーディションを通じて、timeleszがそんなグループになれるのかを試す「ラストチャンス」と捉えているのだろう。その夢を共に追いかける仲間探し。その“仲間”のなかには、新メンバーの候補生のみならず、この大きな変革期も温かく見届け、末永く楽しい時間を共有していこうというファンのことも含まれているのかもしれない。
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