EXPG STUDIO 夏のスペシャルレッスンに密着 講師 Taigaと生徒に聞く特別レッスンで伸ばす“基礎力”

EXPG STUDIO 夏のスペシャルレッスンに密着

 Original Loveの「接吻」、広瀬香美の「ロマンスの神様」などの振付動画をTikTokに投稿したことで、一気に知名度を広げた振付師/ダンサー・Taiga。TikTok creatorとして絶大な人気を誇る一方、サポートダンサーとしてステージに立ったり、MVやテレビドラマ、CMなど様々なジャンルの振付をしたりと、幅広い活躍を見せている。そんなTaigaはEXILEが子どもたちの夢を叶える場所を提供したいという想いのもと開校したEXPG STUDIO YOKOHAMAでインストラクターも担当。レギュラーのレッスンに加え、8月8日には「夏の スペシャルレッスン HIPHOP振付クラス」なる特別レッスンを実施した。

 集まったのは、小学4年生から高校1年生までの受講者たち。明るくスタジオに現れたTaigaは「普段は大人クラスしかやらないんですけど、今日はキッズのみんなも多いんで楽しくやりましょう。難しいところもあるかもしれないですが、やっていきましょう!」と声をかける。まずストレッチをすると、丁寧にリズムトレーニング。「肩のラインは斜めに」、「手の位置がなんとなくだと形がぼんやりしちゃうから」など、1つずつシルエットを確認しながら進んでおり、基礎を大切にしていることが伝わってきた。

 ここからは振り入れの時間だ。この日のテーマは「テンションを意識する」。振りの前半はローテンション、徐々に上げていって一番激しいところで100%を出して維持し続けるという流れを自分で作っていくように生徒たちに伝えると、テンポよく振りを落としていく。その中で感じたのは緩急とシルエットへのこだわり。「ここは首でグルーヴを作ってあげて」、「止めるところは止める」と1つの動きを伝えると同時に緩急の付け方も併せて教えたり、「肩のアイソレが見えづらいから意識して」、「背中を向けると体の形が丸わかりになるから、開きすぎてないか鏡で確認して。まっすぐになったり、歪んでいたりするとかっこ悪いから」など、細かくシルエットの取り方を伝えている。キッズたちにもわかりやすく言語化している印象だ。

 また、振りを当てている音も細かく、裏で鳴っているバスを取ったり、ボーカルのリズムを取ったりと、音楽の聴き方としても勉強になりそうだ。進みも速いため集中力が必要になるが、1時間以上振り入れをしているとどうしても集中力が下がってきてしまうもの。しかしTaigaは「頭が疲れてると思うけど、諦めないで覚えていきましょう」と生徒たちを鼓舞。生徒たちもそれに応えるように必死で食らいついていた。

 こうして約1時間で8×8の振りを形にした生徒たち。最後はTaigaが「難しかったと思うんですけど、この時間だけで完璧にできるものを持ってきたわけではありません。夏休みに練習して自分のスキルを伸ばしてほしいです。今日やったのは大人クラスでもやる内容です。中学生になったら必ずやることなので、その先取りをしました。それを自分の中で練習してみてください。お家に帰って練習して、動画を撮って……と繰り返すとうまくなるから。でもみんな食らいついてきてくれて、楽しかったです」と生徒たちにメッセージを送り、レッスンを終えた。

 レッスン終わりに生徒に感想を聞いてみると、いい刺激をもらっていたようだ。

上田 竜暉

「ダンスを始めて6年目になります。TaigaさんはTikTokでも活躍しているので、いろんなところで活躍している方のレッスンを受けてみたくて今回初めてTaigaさんのレッスンを受けました。いつもはアイソレーションやステップが多い基礎が入っている振り付けをやっているので、今までやったことがない感じのダンスでした。でも取り入れられそうな部分がたくさんあったと思います。例えば、ゆったりした動きから激しい動きに入れ替わる緩急の付け方は、取り入れられそうだなって。進むペースが速かったり、振りが難しかったりしましたが、とても勉強になりました」(上田 竜暉/小学6年生)

田丸 舞妃

「ダンスは小学2年生から始めました。普段もTaigaさんのレッスンを受けているのですが、夏休みはスケジュール的にTaigaさんのレギュラーレッスンが受けられないので、スペシャルレッスンに行きたいなと思って参加しました。Taigaさんのレッスンは振りの中に基礎がしっかり入っていたり、わかりやすく振りを教えてくれるんです。今日もそうだったので、学びがありました。例えば、振り1つとっても角度やシルエットが大事ということ。踊りがダサくなったり、汚くなったりしないよう、角度やシルエットを確認することが大切だと思いました。特に手先が重要で、曲がってしまうと変に見えちゃうので、全身に力を入れて踊りたいと思います」(田丸 舞妃/中学2年生)

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