JO1、ランキングに影響を及ぼす“シェア力”の異常な強さ 新時代を感じるアーティストとファンの関係性
まず1つ目は、タイアップソングに選ばれるアーティストとしての勢い。今回ランクインした4曲は、「Love seeker」(関西テレビ放送『ちゃちゃ入れマンデー』6月エンディングテーマ)、「Your Key」(テレビアニメ『七つの大罪 黙示録の四騎士』第2クール オープニングテーマ)、「Aqua」(ヘアケアブランド『Sorule(ソルレ)』タイアップソング)、「Test Drive」(関西テレビ放送「千原ジュニアの座王」4月エンディングテーマ)と、番組やブランドのタイアップソングとなっていた。タイアップとなると、ファン以外の耳に入ることが多くなる。「これは誰の曲だろう?」と気になった人が、楽曲をシェアする、またはJAMのシェアで楽曲を聴くようになったのではないだろうか。
2つ目は、プロモーションに合わせたJAMの積極的なシェア。「Love seeker」「Test Drive」「Aqua」が収録されたシングル『HITCHHIKER』のプロモーション活動として、JO1は音楽番組をはじめ、バラエティ番組、ラジオ番組、雑誌などの、多くのメディアに出演した。この活発的な活動に応えるように、JAMも楽曲をシェア。ここにも、JO1が“より多くの人に見つかってほしい”という想いが込められているように感じた。
3つ目は、シェアキャンペーン。5月12日に配信開始となり、わずか1カ月で「国内で最もシェアされた楽曲」部門で1位を獲得した「Love seeker」では、「Spotify Canvasシェアキャンペーン」が開催されていた。キャンペーンは、期間中にSpotifyモバイルアプリで「Love seeker」を再生し、Instagramストーリーズ、またはX(旧Twitter)でシェアした対象者の中から、抽選で賞品がプレゼントされるという内容。配信に伴うキャンペーンは珍しいことではなくなったが、多くのJAMが熱心に「#Love_seeker_spotify」を付けて「Love seeker」をシェアしていた。
JO1の成長は、彼らの努力があってこそ。ただその成長には、JAMの力も間違いなく必要だっただろう。『PRODUCE 101 JAPAN』放送時から続く、SNSでのシェアをはじめとする“推し”の応援に対する熱量の高さ。その期待や応援に応えるJO1メンバーの活躍。こういったアーティストとファンの関係性は次世代の応援スタイルを感じさせるものだし、その相乗効果の結果が今回の「Spotify上半期ランキング2024」だったように感じる。“より多くの人に見つかってほしい”というシェアの想いは、ランキングを動かすにまでなった。強い絆で繋がれたJO1とJAM。次は、どんな景色を見れるのだろうか。
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