GARNiDELiA、ワールドツアー開幕 “雨の初野音”を大成功へと導いた堂々たるステージとファンの熱量

GARNiDELiA、ワールドツアー開幕へ

『GARNiDELiA premier stellacage “TOKYO” World Tour 2024 -TEN- [MAKUAKE]』

 ライブ本編終盤は、「SPEED STAR」などアニメソングとしても人気の楽曲を立て続けに披露した。会場にサビの大合唱が広がった「ambiguous」。tokuもショルダーキーボードを構えてステージ最前で演奏し、観客と一緒に歌ってジャンプした「BLAZING」。最後は「君とならどこまでだって飛んで行ける!」というMARiAの言葉から、アルバム曲「FRONTiER」を披露した。

 一人中国に渡ってリアリティ番組に出演、言語に苦戦しながらも、歌とステージを拠り所に挑戦を続けたMARiA。その結果、GARNiDELiAは中国で最も人気のある日本人アーティストへと上り詰めた。しかしそれに満足することなく、さらなる世界へ臨まんとする思いが込められたのが「FRONTiER」という楽曲だ。ブルーのペンライトを掲げて声援を送るファンを見渡しながら、大きく頷くMARiAの姿は実に頼もしく力強く見えた。

 アンコールでは「日本のみんなにも、中国での活動を少しでも知ってほしい」と、いきものがかりの「ブルーバード」のカバーを披露。中国では、中国語で歌うときもあるとのこと。前日は中国で開催されたイベントに出演し、帰国の足で野音に臨んでいた2人。この日、中国からも多くのファンが応援に駆けつけていた。

「必ず奇跡は起きます。私たちの人生と愛するみんなが、今それを証明している。でも、まだまだ夢の途中。この先、どんな奇跡が待っているのか、ワクワクして楽しみでしょうがない。私たちでこんな世界に革命を起こしてやろう!」(MARiA)

 ラストは「G.R.N.D」。トーチに炎が灯され、アッパーなサウンドに合わせて、タオルを回して全員でジャンプ。

『GARNiDELiA premier stellacage “TOKYO” World Tour 2024 -TEN- [MAKUAKE]』

 逆境にこそ発揮されるアーティストの真価。この日も雨天という悪条件をものともせず、びしょびしょになりながら「忘れられない日になった」「最高すぎた!」と話すGARNiDELiAの姿が印象的だった。どんな状況もポジティブに楽しめるパワーが、今のGARNiDELiAを輝かせている。

『GARNiDELiA premier stellacage “TOKYO” World Tour 2024 -TEN- [MAKUAKE]』
『GARNiDELiA premier stellacage “TOKYO” World Tour 2024 -TEN- [MAKUAKE]』
『GARNiDELiA premier stellacage “TOKYO” World Tour 2024 -TEN- [MAKUAKE]』
『GARNiDELiA premier stellacage “TOKYO” World Tour 2024 -TEN- [MAKUAKE]』
『GARNiDELiA premier stellacage “TOKYO” World Tour 2024 -TEN- [MAKUAKE]』
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■セットリスト
―TEN―
Diamond
COLOR
True High
ONE
蒼天
暁桜
謳歌爛漫
猫の城
PiNK CAT
幻愛遊戯
QUEEN(S) GAME
フィクション
ホシノウタ
スズラン
Future Wing
SPEED STAR
ambiguous
BLAZING
FRONTiER

極楽浄土
ブルーバード(いきものがかり カバー)
G.R.N.D

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