King & Prince、ピンチの時ほどファンに寄り添う姿勢 じっくりと向き合い届ける愛のあるメッセージ
6月5日、『King & Prince 永瀬廉のRadio GARDEN』(文化放送)が放送された。本来ラジオパーソナリティを務めるのは、番組名にも掲げられているようにKing & Princeの永瀬廉。しかし、5月29日に開催された『WE ARE! Let's get the party STARTO!!』大阪公演の準備中での怪我による一時的な活動休止を受け、急遽ピンチヒッターとしてKing & Prince 髙橋海人が代役を担った。
放送開始早々、「廉のファンの皆さんですよね、お邪魔します。よろしくお願いいたします」とリスナーへの配慮を見せた髙橋。続いてすぐに永瀬の現在の状態や怪我をした当時の状況、そして自身の想いを語り、連絡を取り合っている永瀬からも「(ラジオを)楽しんで!」とエールをもらったと打ち明けた。永瀬の容体を心配していたファンにとって、髙橋の口から伝えられた永瀬の近況は、大きな心の支えになっただろう。
2023年5月から2名体制で新たなスタートを切ったKing & Prince。ここまで紆余曲折を経てきたからこそ、ファンに寄り添いたいという想いがより強くなったのではないだろうか。これまでの発信における彼らの言葉の数々を振り返っても、その様子は見受けられる。
言葉を選び涙を見せつつも、誠実に想いを伝える永瀬
怪我のため、やむなく活動休止とならざるを得なかった永瀬自身も、会員制有料サイト・FAMILY CLUB web内のブログを通して自らの様子を伝えている。ブログは活動休止を発表した5月30日から6月8日まで欠かさず更新され、ファンとつながる場所一つひとつを大切にしている。永瀬自身の言葉からは、ファンへの感謝や少しでも心配をかけまいとする健気な想いが滲み出ているようだ。
永瀬の伝える言葉で印象的だったものでいえば、2022年11月10日放送の『King & Prince 永瀬廉のRadio GARDEN』の記憶も鮮明だ。当回が放送されたのは、平野紫耀・神宮寺勇太・岸優太の脱退が発表されたわずか6日後のこと。事前に予定されていた企画を変更して放送された。突然の発表で不安な気持ちのファンに、いち早く自身の想いを伝えたいという、永瀬の真摯な姿勢の表れだったのではないかと思う。
3人の意志を初めて打ち明けられた経緯や当時の心境を時折言葉を選び、時間をかけて語った永瀬。ファンに向けて、涙ながらに「自分たちは何もできなかったなんて思わんといてほしいなと思う」「ファンっていう存在が、俺らにとってはアイドルっていう活動を続ける意味になったってことを知っててほしいなって思います」と語りかけた言葉に、きっと多くのファンが励まされ、その背中を支え続けたいと感じさせただろう。