indigo la End「名前は片想い」2度目のバイラルヒット到来 バンドの本質とキャッチーさが導く黄金比
アルバム『哀愁演劇』は、おそらく「名前は片想い」のバイラルヒットの影響もあり、“indigo la Endにとっての大衆音楽”がテーマのひとつになっていた。バンドサウンドはさらに多彩になり、ライブ映えする曲も多く、「このバンドのキャッチーさとは、こういうことです」とメンバー自らが提示したアルバムになっていたと思う。
ちなみに新曲「心変わり」は、アルバム『哀愁演劇』を通過したあとの“indigo la Endのポップネス”が実感できる楽曲。シックに洗練されたアンサンブルと緻密に構築されたコード、わかりやすくキャッチーなメロディが共存したこの曲は、彼らの音楽性が今もなお更新されていることを証明している。
いずれにしても「名前は片想い」が、indigo la Endとリスナーをつなぐ大きなポイントになっているのは間違いない。この曲によって彼らはさらに幅広い音楽リスナーと接点を持ち、バンドの個性やメンバー自身の志向をまったく損なわないまま、唯一無二のポップミュージックを奏で始めることになるだろう。

























