メンバー増員、timeleszオーディション開催……ユニット固定化続くジュニアに大きな動きの予感
東西ともにジュニア内のグループは“ユニット”という位置づけであり、最近は固定化しつつあるものの、かつてはユニットの解体やメンバーの再編成は珍しいことではなかった。
例えば、現在9人構成のSnow Manも、前身となるユニットMis Snow Manを経て、深澤辰哉、佐久間大介、渡辺翔太、宮舘涼太、岩本照、阿部亮平でSnow Manを結成。2019年1月に当時は別のユニットに所属していた向井康二、目黒蓮、ラウールが加わり、その後9人体制でデビューを掴んだ。デビュー前のKing & Princeも、元々は別のユニットを合体させたグループだ。
関西のユニットでいうと、2011年結成のAぇ少年には、同期入所の永瀬廉(現King & Prince)、西畑大吾(現なにわ男子)、正門良規(現Aぇ! group)が所属しており、その翌年には永瀬、西畑、大西流星(現なにわ男子)の3人によるなにわ皇子が結成された。このほかにも多数あるが、東西ともに様々なメンバー編成が行われてきたのだ。
また先日、timeleszが新メンバーオーディションを開催することを発表。新メンバーを一般公募するほか、現在ジュニアとして在籍しているメンバーもユニットに参加していないことを条件に応募が可能だという。ジュニアとして活動しているメンバーの選考は慎重に行うとしていたが、仮にユニットに所属しているメンバーがtimeleszとして活動することになった場合、現在のユニットが固定されているようなジュニアの活動にも大きな変化が生まれることとなるだろう。
メンバーを固定化することで、そのグループの表現を深く追求していけるものがある一方で、メンバーの再編成をきっかけに新たな可能性を見出したり、刺激を受けたり、変動を乗り越えた先でしか生まれない輝きや掴めない実りもあるのだろう。今回、山中の移籍は、関西ジュニア全体にとっても、改めてふんどしを締め直すような出来事になったのではないだろうか。なにより関西ジュニアの先輩である3組がKAMIGATA BOYZとして新たな取り組みに挑戦しているのだから若手だって負けてはいられない。
突然の発表に驚いたファンも多いことだろうし、「このメンバーでデビューを」と願っていたファンにとっては、そうすんなりとは受け入れられない決定かもしれない。しかしアーティスト側も賛否両論が寄せられるのは想定内のはず。昨年からの激動を思えば、何があっても変化を恐れず、笑顔を絶やさずに前を向いて、力強く突き進む彼らの奮闘を応援できたらと思う。
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