Number_iら『コーチェラ』出演はグローバルアーティストの証? 88risingが果たす役割も
平野紫耀、神宮寺勇太、岸優太からなるNumber_iがアメリカ カリフォルニア州にて4月12~14日/19~21日(現地時間)に開催される世界最大級の音楽フェスティバル『Coachella Valley Music and Arts Festival 2024』(以下、『コーチェラ』)に出演する。
『コーチェラ』は“世界で最も有名な音楽フェス”とも言われ、数々の伝説を残してきた。2018年に黒人女性として初めてヘッドライナーを務めたビヨンセをはじめ、昨年は、ラテンアーティストとして初のヘッドライナーをバッド・バニー、K-POPアーティストとして初のヘッドライナーをBLACKPINKが務めたことなどにも象徴されるように、グローバルな音楽シーンの潮流がビビッドに反映されるフェスでもある。つまり、『コーチェラ』に出演することは、グローバルアーティストであることの証明であるとも言えよう。
毎年4月中旬の二週末にわたって開催されている『コーチェラ』に来場するオーディエンスの数は、のべ60万人と言われている。筆者も何度か参加したことがあるが、コロラド砂漠の一角に位置するコーチェラ・バレーに出現する広大なフェス会場に多数のステージが設置。『Coachella Valley Music and Arts Festival』という名の通りアートの祭典でもあるため、カラフルで巨大なアートが多く展示された祝祭感溢れる空間に世界中からミュージックラバーたちが集まり、昼から夜中までとことん音楽とアートを楽しむピースなフェスだ。音響やステージセットや演出も最高峰。そのアーティストの強みが最大限堪能できるのも『コーチェラ』の魅力だ。これまで日本からはX JAPAN、東京スカパラダイスオーケストラ、きゃりーぱみゅぱみゅといった海外でも広く知られるアーティストが出演し、多種多様なオーディエンスから賞賛が集まった。2019年に出演したPerfumeのステージが『Rolling Stone』誌選出のベストアクト16に選ばれたことも記憶に新しい(※1)。