草彅剛はいつも“新たな顔”を見せてくれる 主演映画『碁盤斬り』魂を揺さぶる演技への期待
クランクアップ後の感想「揉まれちゃってもうグニャグニャになりました」
『碁盤斬り』の撮影がクランクアップして間もない昨年5月に、草彅はYouTubeチャンネルに「来年公開!草彅剛主演の映画『碁盤斬り』についてお話しします!!」という動画をアップしていた。
桜が咲く直前にクランクインし、桜が散るタイミングで撮了を迎えたという本作。日々撮影開始の時間は決まっているものの、何時に終わるのかは書かれておらず、時には朝までかかった日もあったそう。慣れない服装や言葉遣いにも苦戦し、セリフを覚えているにもかかわらず、なかなかうまく口にできないなんていうハプニングも。
また、毎週のオンエアが迫るテレビドラマとは違い、納得がいくまで撮影を重ねるスケジュールに、体力的にもかなり厳しかった時期があったという。それでも、どのような画を撮りたいのかが見えていると感じた白石和彌監督を「頼もしい」として、この映画にかける思いを胸に必死に食らいつく形で撮影を乗り切ったそうだ。
そんな過酷な日々を「揉まれちゃってもうグニャグニャになりました」と茶目っ気たっぷりに語っている様子を見ていると、あの厳しい眼差しで刀を振るう格之進と同一人物なのだろうかと、あらためて不思議な感覚になる。それくらい私たちが知る「つよぽん」と、演技をしている時の「俳優・草彅剛」のギャップに毎回驚かされるのが嬉しいのだ。
毎日撮影が終わるタイミングで白石監督とガッチリ握手を交わすほど熱い時間を過ごしたと、動画で続けていた草彅。また、本作には清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼と、実力俳優たちも名を連ねており、それぞれ共演者とも「すごくいいエピソードができた」と話す。
魂を揺さぶる本編映画の公開とともに、草彅剛と柳田格之進との意識を行き来した“揉まれエピソード”が紐解かれるのを楽しみにしている。
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