草彅剛、YouTuber7年目で“最終回”？　香取慎吾、東海オンエア としみつ……思い出刻んだ場所からの卒業

　草彅剛の公式YouTubeチャンネル「ユーチューバー 草彅チャンネル」が撮影されてきたスタジオ・通称“草彅ハウス”がリニューアルする。発表されたのは、1月26日に公開された動画「【最終回】つよぽんに終了する事を伝えてみた結果…【草彅剛】」でのこと。

　タイトルに「最終回」の文字があって一瞬ドキッとさせられたが、今の草彅ハウスでの動画がラストという意味だったようで、一安心。とはいえ、長きにわたって使用してきた場所を離れるというのは、様々な思いが駆け巡る。

　草彅も「寂しいよね、ココでいろんな思い出が作られたわけなんだけどさ」とハウス内を見回して思わず本音をこぼす。どのくらいこの場所でYouTube動画を撮影してきたかと言えば、今年で7年目を数えるほどに。動画本数も約790本とコツコツ続けてきた数字に思わず「結構偉くないですか、ちゃんとYouTubeやって！」と自画自賛するのだった。

　思い返せば、「ユーチューバー 草彅チャンネル」が開設されたのはまだ芸能人のYouTubeチャンネルそのものが珍しかった2017年の11月。国民的アイドルがいわゆる“YouTuber”になる、ということで大きな話題になったことを思い出す。

　とはいえ、これまでの主戦場であったテレビの世界とは異なる場所での新たな一歩に、試行錯誤は続いた。ガムシャラに、ひたむきに。YouTuberらしい企画モノから、レギュラー番組『7.2 新しい別の窓』（ABEMA／『ななにー』）と連動した動画、そして人気YouTuberとのコラボなど。初期の動画を観返すと、まずはできることをなんでもやっていこうという草彅の気概を感じずにはいられない。

　当の本人も「たまに観るとさ、すっごい張り切ってやってるわけ」と、当時の動画にはその時限りの勢いを感じている様子。だからこそ「なんかね、観れない。最初のほうとか恥ずかしくて！　“面白いこと言うよ”みたいな感じで、嫌なの俺。観たくないのよ、最初のほうの自分のやつとか。気合い入りすぎちゃって！」と、少し気恥ずかしさもあるようだ。

　そんな手探りの時期を経て、今では草彅らしくマイペースに動画投稿を楽しんでいるようだ。「続けていくこと」が何よりも大切だとし、今後はさらに軽やかに、そしてゆるやかにYouTubeという世界でのびのびと自己表現していってくれるのではないだろうか。

　ちなみに、スタッフから新しい草彅ハウスについての希望を問われると「あんまりそういうのはない！」とキッパリ。そして「ここが本当によかったから」と続け、「楽しみにしてますんで」と新ハウスを手配するスタッフに向けて笑顔を見せた。実は、今の草彅ハウスのインテリアも、2019年に草彅が京都での舞台で不在中にスタッフがリフォームしたもの。

　動画「引っ越ししました。【つよぽん新居公開？】」では、新しくなった部屋を見た時のファーストリアクションが収められている。草彅の好きなアメリカンカジュアルをイメージした小物に「かっこいいじゃん、これ！」と食いつき、ヴィンテージのバイクや車のフィギュアを一つひとつ手にとっては、タイヤがちゃんと動くことや細かな部品について熱烈にコメント。「感動しました、私！」とはしゃぐ姿は、観ているこちらまで嬉しくなったものだ。